第一物語・後半-日来独立編-
第五十七章 解放《2》
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はい。というわけで、セーラン君と奏鳴ちゃんは昔会っていたんですね。
一目惚れがこんなにも長く続くとは、そりゃあ簡単には諦めないセーラン君ですよ。
守りたいものが二つある場合、どちらを一番守りたいのか。選ぶのは難しいものです。
よくドラマなどで女性が「仕事と私、どっちが大切なのよ」と言いますが、これは男性にとってはキツい選択。
嘘でも女性は「大切なのはお前だ」と言ってもらいたいのでしょうが、男性に仕事が無ければ大抵の女性は離れていきますし。
女性に限った話しではありませんが。
そんな選択肢に近いなか、セーラン君は奏鳴ちゃんを救い出す前に日来独立のための準備を最優先したわけです。
後々のことも考えてのことですが、やっぱり世話になっている日来ですから。今一番守りたいものは、自分の帰る場所がある日来なのです。
決して奏鳴ちゃんが嫌いなわけではありませんよ。
ただ、奏鳴ちゃんの救出を最優先にした場合。苦しみを与え続けるのは確実。
それが嫌だと思ったからこそ、ちゃんとした場所で、ちゃんと奏鳴と向き合いたいのです。
嫌われてもそれを選んだセーラン君。
ですがやっぱり、奏鳴ちゃんからの信頼はがた落ち。
ここから先一体どうなる!?
次章お楽しみに。
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