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インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
共同契約
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「焔、いつまで遊ぶつもりだ?」
「なんだと?」
焔を捕らえていた女が不可解そうに焔を見ると、焔は捕まっているのに笑っていた。
「だってお兄ちゃん、この人いい香りがするんだもん!」
「おっさんかお前は……さっさと拘束を解いてこっちに来い」
「ハーイ!」
焔は元気よく返事した途端にポンッ!!と煙になって消えてしまった。
「なに!消えただと!?」
「残念!後ろでした〜」
拘束していた奴の後ろからいきなり現れた焔はそいつを地面に叩きつけたあと、自身のISの右手を展開して、首もとにナイフ型の近接武装に突きつけた。
「ハイこれで形成逆転ね!」
「だ、そうだ。これ以上やるなら俺を戦うが…どうする?」
「合格よ、紅原燐君。あなた達、暁を信用しましょう」
「試していたのか、俺達のこと?」
「ええ、もしあの程度の拘束を解けないような組織と組んでもこちらが危険になるだけだもの。ならいっそ、こちらの手駒にしたほうがいいもの。けど、あの煙みたいに消えたのは驚きだったわ」
「手品だと思ってくれてもかまわない…あんたの答え、今度は信じていいんだな?」
「もちろん」
俺がたずねると、スコールは微笑みながら答えた。俺は焔の拘束を外させ女の拘束を解かせてやった。そのあとにスコールに連絡するための通信機を受け取った。
「そう言えば、あなた達に頼まれた人材の情報提供だけど、欲しい人材の絞り込みはあるかしら?」
「別に無い。死人だろうが生きてようが関係ないから気にするな」
「……そう、分かったわ」
そう言ってスコール達はどこかに行ってしまった。
「けど、何で通信機なんか渡すんだろう?別にメールとかでも言いような気がするけど…」
「メールとかは、一度ケータイ会社のメールセンターってとこに集められる。俺達みたいに政府から監視されてるヤツのメールセンターに秘密結社からのメールが届いたらまずいだろ」
「あ、そっか」
「そうだ、じゃあ帰るか」
俺は神威を発動して、焔を送り届けたあと俺達の機体を作った『槙原技研』に戻って眠りついた。
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