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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
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volume-1 Nanoha Takamachi
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スーパーに来た時よりも二つ多くて持てるか不安だった。
すぐに品物を書いてある通りに全部そろえて、レジに並ぶ。
レジの人に色々と聞かれて、いつもはそんなことはなかったからなんだか緊張した。お母さんからもらったお金を出して、お釣りをもらって、カゴを持って台に移動して袋に品物を詰めた。今日買ったのは、豚肉とニンジンとジャガイモ。それに、カレーのルーとかで、今日の夜ご飯は、カレーであることが分かった。
メモに書いてある通りに買うことが出来た私は、嬉しくなった。お母さんに褒められると思ったから。
そう思ってカゴを仕舞って、まだ私には重い袋を持ってスーパーを出ると、私は一瞬にして頭の中が真っ白になった。
「……んあ? おう、なのは」
薄暗い雲の下、雪も降っている中、私にも親しみのある学校の制服にかばんをしょった燐夜君が目の前にいた。いつも会いたいと思ってはいるけど、こんなに急じゃあ何を言ったらいいのか分からなかった。まず燐夜君に会って私がしたことは、自分の気持ちを落ち着かせるための深呼吸だった。
そして、まずは、一番最初に不思議に思ったことを聞いてみることにした。
「ねえ、燐夜君はどうして制服を着てるの? 学校は、もう冬休みだよ」
「ん? ああ、授業にまともに出てなかったからなあ。補修だってさ。ちなみに明日もだ」
冬休みで着ることはないはずの聖祥大付属小学校の制服。けど燐夜君は、学校には行ってたけど、授業はちゃんと出てなかったから、その補修で学校に行ってた。
「途中まで一緒に帰るか」
「うん」
燐夜君の提案に私は、乗る。こういう時でもないと二人でいられることなんて少ないからだ。学校の時は、私にもちょっと悪い所があるんだけど……すれ違っても話しかけないようにお互いしているからなの。
お互いにお互いのことをを尊重し合っていただけに、話しかけられないのはちょっと悲しかった。小学校に入る前は、毎日のように一緒に遊んでいたのに、私が小学校に入ってからは、だんだん遊ぶことは少なくなってた。また昔みたいに戻れたらなって思う時もあるけど、なかなか言い出せなくなって、言い出せない自分に嫌になっちゃう。その繰り返し。
私が考え込んで歩いているうちに両手が軽いことに気付いた。見ると、持っていた筈のビニール袋がなかった。もしかしたらって思ってスーパーに戻ろうとして、そのことを燐夜君に言おうとしたら、さっきまで焦ってたのに、安心しちゃった。
だって燐夜君が何時の間にかビニール袋を持ってたんだもん。
昔から燐夜君は、そういう小さなことに気が利いた。私が転んで怪我した時も、傷口を洗ってくれて、その上にいつも持ち歩いている絆創膏を貼ってくれる。そういうところが、燐夜君のいい
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