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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
優勝者も死神も三人
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・。」
「俺が、死神だからさ、麗。」
「な・・・・・・・!」
周囲に、宏助に、明に、そして麗に、どよめきが走る。
SPはそもそも、霊感を持った人間達だ。そうでないと、明のSPなど出来ない。
程度の差は有るにしろ、明の周りの人間の霊感を高める能力と、霊関係の知識によって、SP達は、死神のことも知っている。
どうやら死神は、現在、前有馬の時に見た、外界に影響を及ぼせるモードになっているらしい。
でなければ、明ほどの霊感を持たない、SPや、ましてや、飛び入りで入った霊感未所持の麗が、死神の声を聞くことなど出来ない。
しかし、正直今は、そんなことはどうでも良かった。
麗の話している会話と周りのどよめきようが、宏助には理解出来ない。
一体コイツは誰だと言うのだ・・・そんな疑問を抱いていた宏助に、
麗による答えがもたらされる。
「・・・・・なんでここにいるんですっツ!真!」
「・・・・・・え?」
宏助は思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
この人が・・・あの若菜真・・・?麗の元恋人だったという・・・。しかし、あの人は話では既に成仏したはずじゃ?
様々な疑問が結局倍増した宏助に、全くそんな様子を気にしない、真が話しを続ける。
「なんでここにいるかといわれると・・・・・、」
「・・・・・・神条明と、伊島宏助の・・・・・」
「抹殺のためだ。」
三人の死神が口々にしゃべる。それを宏助達は呆然と聞くしかなかった。
「明様の・・・・宏助君の・・・・抹殺・・・?一体なんで貴方が・・・?」
麗もまた呆然としているが、そこに冷酷な真実がのしかかる。
「俺が死神だからさ、麗。」
「・・・・・!!!」
「驚いたか?無理も無い。しかし、俺は死神だ。今では、単独部隊の幹部。その長だ。」
「実力派揃いの単独部隊の、幹部。その長の《聖拳》真がわざわざ来たのは、伊島宏助、お前を潰すためだ。」
「・・・・・同じく幹部の・・・・・《疾走》有馬であるお前が・・・言うことか・・・?」
「しゃべるのおせぇよ。お前も幹部だろうが。《炎斧》秦賢・・・。」
そんな死神が勝手に会話中の中、やっとしたに降りてきた明がしゃべる。
「・・・・真・・・・あなたの目的は・・・?」
「さっきも言ったろう。貴方・・・そして伊島宏助の抹殺。」
「何故・・・?」
「理由への質問の返答は許可されていない。」
「何故貴方が死神になったと聞いているんです!」
明が珍しく語調を強める。すると真は。
「その理由も答えない。ただ貴方と伊島宏助、そしてそれを邪魔するものを抹殺する。」
虚ろな目でそう言う。
宏助は驚きで、動けない。
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