少年は剣の世界で城を上るようです 第三層
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いつかの夜、キリトがウィンドウを操作してるのを後ろから見て強いのは分かってた。
けど、こんなに強かったなんて・・・。
「そりゃぁっ!キリト、次はどっちだ!?」
バシャッ
「二つ先を右!その後突き当たりを左!」
活路を開いて行くキリトとダッカー。この二人、いつからこんなに息が合うようになったんだろ?
二人を見てると、なんだか・・・変な気分になる。悔しい・・・嫉妬?
そうだ。私もあんな風にいつかキリトの隣に―――
「あったぞ、ボス間の扉だ!流石にあそこの先からはモンスター湧いてこないらしいな!」
「そこまで無礼じゃないらしいな、ミミックも。皆走れ!」
前に居る最後の一体を倒して、みんな全力で走る。と、私達がボスの間に入った途端、私達を追って来ていた
モンスターの群れが、急に引いて行った。アラートも鳴り止んでるし、もう安全みたいだね・・・。
「よ、よかったぁ〜……。走り疲れちゃったよ……。」
「だなぁ、ったく。これを教訓に余計な欲は出さない様にしないとな。」
「悪かったよ……。ケイタに笑われちまうぜ。」
皆が安心して、広々としたボスの間をトコトコ歩いてく。そして、部屋の真ん中に来た時、前方に
光りが降りて来て何かが形を成していく。あれは・・・あの、ついさっき見た・・・!!
『ゲゲゲギョオオオオオオオオオオオオオオ!!』
「「「また出たぁあああああああああああああああああああ!!」」」
「結局倒さないと駄目なのかよ!!」
「ほ、骨折り損……。」
口々に文句を言いつつも、それぞれ武器を構える。今度こそ倒して、買い物に行くんだから!
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