第一章 平凡な日常
4、並盛の風紀を護るべく
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と、言うわけで、並盛小学校に来てしまったオレこと霜月要。(詳しくは前回参照)
確かに、沢田の言っていた通り、卒業式が行われていた。
オレの手にあるのは沢田の学生書。
けどまぁ、あと1時間程は終わる気配がない。
ここで待つか?
そんなのメンドイ。
なら、校内に入るか?
いやもっとメンドイ。
はぁ……どうすっかな……。
オレは、手に持つ沢田の学生書を、恨めしそうにじっと睨んだ。
って、別にこの学生書が悪いわけではないか。
仕方無い……しばらくの間、並盛の散策でもしてみるか。
†‡†‡†‡†‡†‡
しばらく歩くと、とある見慣れた建物が見えてきた。
そう、まさかの並中。
まあ、今日は日曜な訳だし、もちろん校門は閉まっている。
…………のだが、
「え、なにあれ。気のせい? いや、絶対そうだよな? 校舎の中から雲雀が見てるなんてあり得ないよな?」
校舎のとある一室の窓が開いており、そこから雲雀がこっちを睨むように見ていているのだ。
逃げるしかない。
そう結論付いたオレは、並中に背を向けて歩き出した。
その時だった。
「ねぇ君」
聞きなれた声が真後ろから聞こえる。
まさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかねまさかね
勇気を振り絞って振り返る。
「その髪、校則違反だよ」
雲雀がいた。
振り返ったそこに立っているのは、並盛お馴染みの雲雀恭弥。
オレが今、もっとも会いたくなかった人物。
だってあれじゃん、下手したらメッチャ絡まれて戦闘申し込まれたりじゃん?
けどまあ、オレがそんなこと考えていたって、向こうはお構いなしみたいだけどな。
なんでって?
さっきからアイツから殺気がバンバン飛んできてんだよ。
「君、校則違反だよ」
「はぁ?」
「その髪、染めてるでしょ」
ブチッ
キレた音がはっきり聞こえた。
無言のまま、イライラだけを募らせているオレの周りの空気が下がった。
校門が触れているところが異常に冷たかった。
「オレは……地毛だぁッ!」
思わず校門を飛び越えて雲雀に殴りかかっていた。
それに反応しないわけがなく、気づけばオレの目前に鈍く光るトンファーがあった。
あ、オレ死んだわ。
まだ原作介入してねぇのに? つか並中に入学すらしてねぇのに?
何でたかが髪でキレちゃったかな?
勝てるわけないのに。
自業自得の死を受け入れようとした直後のことだった。
グンッ
「うおっ!?」
突然襟元を掴まれ、校門の外側に出
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