暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
共闘〜
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『はい。クラナさんと言って・・・』



『どうやら話している余裕はないようですよ』

「え?・・・っと!」

魔力弾を飛んで回避する。

「だ、誰だ?」

『初めまして。相棒のデバイス、アクセルキャリバーと申します。愛称はアルです、よろしくお願いします』


「お、おう・・・日本語喋るデバイスはシィのキリエ以来か・・・」

「咲!悪い、そっち行った!」

「は?うわっ・・・てめえ、代わりになのはの相手をしろよ!?」

サチの一撃を回避して、そのままサチに向き直る。

「ヤミ、レコン、手伝ってくれ!」

「はい!」

「人使い荒いわね・・・」

















亮〜

「厄介な奴を・・・春鈴、お前は下がって知也達を手伝ってやれ」

「平気ですか?」

「信用できないか?」

「そう言われたら信じるしかないじゃないですか」


春鈴はそう言って下がる。俺は少年に駆け寄り。

「ちらっと話が聞こえたけど・・・クラナでいいんだよな?」

「・・・ええ」

「リョウコウの知り合い?」

「・・・はい」

「俺達の援軍に?」

「・・・そうです」

「・・・」

さ、彩雅並みに会話が続かない・・・

『申し訳ありません。相棒は些かコミュニケーション能力に問題がありまして』

「・・・アル」

『・・・というわけでこちらも協力します』

「ああ。便りにするよ、クラナ。・・・さて、と」

俺は携帯を取り出す。

「親には娘だ。モーションキャプチャー、高町ヴィヴィオ!」

俺の姿はなのはの娘、ヴィヴィオの大人モードに姿を変える。

「・・・!!」

「ん?どうしたクラナ」

「い、いえ・・・」


クラナが唖然としてるみたいだが・・・とにかく、俺はなのはを見る。

「高町ヴィヴィオの戦い方はカウンターヒッター・・・けど、攻めるしかないか・・・」


『失礼ですが、どうやって彼女を止めるおつもりで?』

「とにかく気絶させる。後は咲に負の感情を吸ってもらって・・・落ち着かせる」

一応これはさっき咲と話した内容だ。


「・・・わかりました」

クラナが構えを取る。・・・格闘型・・・よく見たら足にも武器があり、そこにあった十の突起の二つが開いている・・・


「・・・ははぁ」

とにかく俺は飛び上がる。

「オオリャア!」

不意打ちのお陰もあって特に妨害もなく拳が障壁にぶち当たる。

「う・・・らぁ!」

そのまま勢いよく地面に向かって弾き飛ばす。

「クラナ!」

「・・・まさかヴィヴィオに・・・」

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