暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
共闘〜
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頼む」


「了解」
「はい!」


「待機か・・・」

「私たちは飛べないから仕方ありませんよ」


「ま、仕事はキッチリやるさ」

「が、頑張ります・・・」


「リパル、行くぞ!」


『ッス!』


方天画戟を取り出し、Bモードを発動。闇風も姿を変える。そして突撃してまずはサチに一撃を与える。

「頼むぜ、亮!」

ガキィン!

「雑だな、おい!」

「来ますよ!」

あっちはあれでいいとして・・・こっちか。

「ヤミ、レコン!取りあえず高速で撹乱!」

「はい!」

「ええ!」

三人でなのはの周りを飛び回る。話を聞く限り、怒りで我を忘れてるならその負の感情を吸収すれば・・・

「やぁぁ!」

「はぁぁ!」

レコンと闇風の一撃をなのははかわし、魔力弾を放って二人を引き離す。

「(・・・ここだ!)」


隙の出来た身体に向かって左手を突き出す・・・が。

『咲さん!駄目ッス!魔力反応が・・・』

「なぁ・・・!?」

ガキン、と障壁に阻まれ・・・更に、

「かかった・・・」

桃色のバインドが身体に巻き付いてくる。

「バインド・・・!?チッ・・・」

間近でなのはが魔力を溜める。

「またやられてたまるかよ・・・!」

俺は指を振る。

「閉じろ!」

閉じるのは・・・地面との距離。桃色の光線が髪を擦り・・・更に地面に激突したが、直撃を貰うよりはマシだ。

「って〜・・・」

『咲さん、平気ッスか?』

「俺の状態は俺以上に分かるだろ?問題ないよ」

とにかく、力任せにバインドを破る。・・・ったく、堅いバインドだな。



「・・・」

なのははすぐに俺に向かって構えを取る。

「させません!」

「よそ見なんていい度胸ね!」


よそ見?・・・いや。

「二人とも!罠だ!」

どこに隠していたのか、あちこちから魔力弾がレコンと闇風を囲む。・・・避けきれない!

「うわあ!?」

「くぅ!?」

それでも直撃を避けたのは流石と言うべきか。二人はバランスを崩し落下するが地面スレスレで体制を直す。

「シュート・・・!」

俺に向かって放たれる光線。それを防ごうとした瞬間・・・何者かが間に入った。

ガァァン!

「・・・っ!?」

煙が舞い・・・晴れた時、青い髪の少年が目に入った。

「誰だ・・・?」

少年はチラリとこちらを見る。

「・・・大丈夫、ですか?」

「ん・・・あ、ああ・・・」

『クラナさん!?』

「リパル、知り合い?・・・っていうかリパルの知り合いならリョウコウの知り合いか」

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