共闘〜
[1/10]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「なかなか次の道が見つからないな・・・」
「それほどこの世界が広いんでしょうね」
俺の言葉に美鈴が返す。
「キュル!」
「?どうしたの、ピナ」
「何かを伝えたいようだが・・・」
マリク教官が言ったその瞬間・・・
ズズ・・・ン・・・!
『!?』
全員が気付いた。遠くから爆発、そして伝わる振動。
「だ、誰かが戦っているんでしょうか?」
「ええ、その確率が高いでしょう」
レコンとナタリアが話す中・・・更に爆音が聞こえた。
「とにかく行ってみよう!!」
俺達は音に向かって走り、音に近付いた時・・・とんでもないものを目にした。
「なんだよ・・・これ」
建物は倒壊。あちこちにクレーター。そして・・・
「う・・・あ・・・」
「・・・ぅ・・・」
ボロボロな少女が二人、倒れていた。片方は博麗霊夢だがもう片方の少女は見たことがない。インプのようだが・・・
「大丈夫ですか!?」
美鈴が霊夢に駆け寄る。
「あん、た・・・紅魔館の・・・き、来ちゃダメ・・・!」
「え・・・」
直後・・・美鈴の姿が視界から消えた。
「あぐっ・・・!」
「美鈴!?」
何かに吹き飛ばされ、美鈴が壁に激突する。
「うぅ・・・」
空を見上げると・・・白い服を身に纏った・・・高町 なのはがいた。
「また・・・敵・・・!倒さなきゃ・・・全部・・・!」
彼女はこちらに向け・・・大量の魔力弾を放ってきた。
「マジかよ・・・!くそ!」
俺は咄嗟に気を手に集め、気弾を連射する。だが全ての魔力弾は落とせず・・・
「くっ・・・回避!」
俺達は全員跳んで回避するが・・・土煙に視界を奪われる。
「きゃああ!?」
「ぐおお!?」
「ナタリア!?マリク教官!?・・・この!」
気を体外で破裂させ、生まれた風圧で土煙を吹き飛ばす。・・・鮮明になった視界には、倒れるナタリアとマリク教官の姿があった。
「二人とも・・・!」
「亮さん、後ろです!」
シリカの声で背後を向くが・・・すでに一本の桃色の光線が迫っていた。
「しまっ・・・」
「駄目ぇぇ!!」
シリカが咄嗟に気弾を放つ。練りが甘く、簡単に弾かれたが・・・僅かに軌道が逸れたお陰で右肩を掠める程度で済んだ。
「っ・・・!」
「亮さん!」
「大丈夫!ありがとう、助かったよ」
俺は構え直し、なのはを見る。
「邪魔しないで・・・!どうして出てくるの・・・!」
・・・あの様子じゃ正気じゃないか・・・多分。最初と同じ・・・なのはには俺達が黒い影に見えてる
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ