魔法先生ネギま!
0450話
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そんな中、近右衛門が口を開く。
「さて、取りあえずはそうじゃな。儂等の自己紹介から始めようか。儂はこの麻帆良学園の学園長でもあり、関東魔法協会の理事も務めておる近衛近右衛門じゃ」
「僕はフェイト。フェイト・アーウェルンクス。今は一応アクセルの協力者って事になるのかな」
近右衛門の後ろに立っている魔法先生達は護衛という事もあり、特に自己紹介は無いらしい。
「じゃあ早速だが……」
そう口を開いた時、近右衛門が済まなさそうに頭を下げてくる。
「アクセル君、申し訳ないが話を始めるのはもう少々待ってくれんかのぅ。エヴァがこの会談に顔を出したいと言っているのじゃが」
「……まぁ、いいだろう。あいつも俺の協力者という意味じゃ一緒だしな」
「うむ。……念話で伝えたのですぐに来ると思うから、紅茶でも飲んで待っていておくれ」
そう言うのと同時に、前もって準備してあったのだろう。源が学園長室へと入って来て俺とエザリアの前に紅茶のカップとお茶請けのクッキーを置いて去っていく。
「そう言えばネギはどうしたんだ?」
紅茶のカップへと口を付け、一口飲んでから近右衛門へと尋ねる。
「ネギ君なら魔法世界じゃよ。魔法世界の危機を救った英雄として紹介されているじゃろうて」
その辺は俺の希望通りに話が進んでいるらしい。
そう思っていると、学園長室のドアがバァンッ! と強引に開けられる。
「っ!?」
「イザーク!」
咄嗟に懐から取り出したシャドウミラー隊員用に技術班が開発した銃を構えようとしたイザークを抑え、同様に量産型Wも動きを止める。
「エヴァ、もう少し大人しく入って来てくれんかのぅ」
「お前が呼ぶのが遅いからだ、じじぃ。……ふんっ、昨日はさっさと消えたがきちんと戻って来たようだな」
「アクセルさん、こんにちは。マスターが申し訳ありません」
「おいっ、茶々丸!?」
「あー、取りあえず座れ。話はそれからだ」
平常運転のエヴァと茶々丸へとそう声を掛ける。
エヴァは1人用の来客用ソファへと腰を下ろし、茶々丸はエヴァの背後へと立つ。
イザークは恐らく昨日の時点でエヴァを見ているのか、特にこれといった反応は無かったがエザリアと出向組の2人は不思議そうな顔でエヴァへと視線を向けるのだった。
まぁ、エザリアはこのネギまの世界が魔法の世界だというのは大雑把にだが知ってるし、雪広財閥と那波重工から派遣されてきたという事は魔法使いについても知ってるんだろうが。
「さて、エヴァが到着した所で話を始めたい所じゃが……まずはやっぱりブルーマーズ計画に関してかのぅ」
近右衛門の言葉に頷き、フェイトへと視線を向ける。
「ん? あぁ、君が言っていた内容についてはほぼ全て昨日のうち
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