第一章 平凡な日常
1、死は突然にやって来る
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んじゃなかったっけ?」
「うん、まあそうなんだけどね、ちょっとした手違いがあったもんでね」
質問するや否や、オレの前に正座で座ってきた銀。
そしてなんだか申し上 げにくそう。
「実は、お前が死んだの、俺たち神様がミスったせいなんだ!」
†‡†‡†‡†‡†‡
え? 今の状況説明すんの?
チッ、めんどくせーの。
オレの目の前には、フルボッコされた状態の神様(仮)の銀が、オレに向かって土下座をしている 。
「んで、理由は?」
「うん、あの、えっと……。オレ達神様の中でも役職ってのがあって な」
ガタガタ震えながら説明が始まった。
つまりはこうだ。
人間の生死を司る神が仕事を サボり、さらに大事な書類をグシャグシャにしてしまった。
んで、その書類がオレ関連のもので 、あってはいけない事故が起こってしまった。
と言うことで、人間の死後を司る銀がその処理を任 された、っ 訳らしい。
因みに、その神様は職務怠慢で処罰待ち。
「んだそりゃ。 つまりはお前らの都合ってことか?」
「そーゆーコトです。まじス ンマセ ン」
オレは思わず盛大な溜め息を吐いて、頭をガシガシと掻いた。
「まあ、そう言うことで転生 したい世界を選
んで」
「は?」
今こいつ何て言った?
転生?
「オレ達の掟で、『神の責任により天寿を全うできなかった者について、転生を許可する』てのがあるんだ」
なるほどね。
それで行き先を選べって訳か 。
「因みに、行ける範囲は?」
「現世に存在する小説・漫画・アニメはもちろん、映画やゲ ームの世界も可能だし、まぁこんな奴は滅多にいないが、VOCALOIDの世界にだって行ける」
「なるほどな」
「因みに、一度選んだらそこで一生を過ごしてもらう。次はもう、もし手違いで死んでも転生はできない」
つまりは慎重に選べってことだよな。
オレの記憶の引き出しを漁る。
ジャンプ作品は一通り読み漁ってるし、最近始まった『暗殺教室』も気になる。
アニメでも、幼い頃によく見ていた『セーラームーン』とかもあるしな。
けどやっぱり……
「『家庭教師ヒットマンREBORN !』で頼む」
リボーンだよな。
「わかった。で、特殊能力の付加は? 今なら、他の作品の能力選り取りみどりだけど?」
「いや、良いや。能力在ったら頼りっきりになりそうでこ えーし。ただまあ、身体能力は一般人よりちょい高めにしてほしいかな」
今だから言うが、オレは極度の運動音痴。
しかも沢田の右に出れるかもしれないレベルだ。
だから
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ