一部【スサノオ】
七章【依頼】
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だきます。報酬に関しましては依頼達成を依頼主様が確認後、その請負者の代表者様へと報酬物及び報酬金が振り込まれます。…以上で説明を終了させていただきますがなにかご質問等ございますか?」
「いえ、大丈夫です」
「では、登録手続きの方へ移らせていただきます。こちらの登録機の方へとユーザー様の腕輪をかざしていただけますか?」
「あ、はい」
言われた通り、カウンター脇に設置されていた機械へと腕輪をかざすと、腕輪が起動し電子パネルが出現する。
《依頼斡旋所登録確認…》
《ユーザー登録データ報酬金項目とユーザー様用斡旋所報酬データボックスを統合開始…》
「ありがとうございます。以上で零様の手続きは完了となります」
深くお辞儀をする受付嬢。
「ところで零様」
「は、はい?」
不意に受付嬢に話しかけられ驚く零。
「ゲームマスターの『ウォルター』様より零様あてに特務クエストをお預かりしておりますが受諾いたしますか?」
「え、と…ちょっと仲間がいるんでその人たちと話してみないと…」
「かしこまりました。では、零様の腕輪の方へと登録内容を送信しておきますので受諾の際はそちらの腕輪の方から送信をお願いいたします」
「あ、わかりました」
ぺこりと頭を下げると、足早にジャック達の元へと向かう。
「お、来たな零!登録の方は無事に終わったか?」
「あ、はい何とか…」
「もう、遅いですわよ!」
腕を組んでふてくされてるクラウリーを見た零は苦笑いするしかなかった。
「結構待たせちゃいました?」
「んや、こっちも難航しててな。中々良い依頼がないんだなぁ」
「ですから、さっきの討伐依頼を受けとけばよかったんですのよ!!!」
機嫌が悪い原因はそれか…。
ふてくされていた理由と、それが自分のせいでは無かったという事がわかり、零はホッと胸をなでおろす。
「だから、あれはまだ無理だっつーの。大型ネイティブ5体なんて今の俺たちに相手できるかよ!」
「私がいれば何とかなりますわよ!」
「どっからくるんだよその自信…」
「あ、あの…」
二人の口論の中、なかなか特務の事を切り出せない零。
その様子に気が付きジャックが「どうしたんだ?」と振り向く。
「実はGMから特務来てたみたいで…いい依頼がなければこれにしませんか?」
「特務!?」
「なんですって!?」
ジャックとクラウリーが驚き目を見開く。
「マジかよ…。あの変なGMの特務はともかく、こうやって斡旋所介して名指しで特務来るなんてエライことだぞ!?」
「そ、そうなんですか?」
「当然でしょう!?本来特務は上位…フロンティア4のユーザーにのみ依頼
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