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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第180話】
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すと……。
「急なんだがな、明日ここに行かないか」
「……はい?」
そんな返事と共に、差し出したチケットをまじまじと見つめるセシリア。
「あ、あの……これは?」
「今月出来たばかりのウォーターワールドの前売り券だよ。 友達から五枚貰ってな。 二枚は鈴音に渡して一夏を誘えよって援護して、残り三枚だが後の一枚が美冬行くってので残り一枚が余った訳さ」
そう説明すると、不機嫌だったセシリアの表情が徐々に和らいでいき――。
「そ、その……わたくしでよろしいのかしら? ……未来さんやシャルロットさん、ラウラさんは――」
「あぁ、セシリアが帰国前の昨日訊いたんだが三人とも土曜日忙しいってさ。 セシリアが居たら先に訊いてたがイギリスだっただろ? いつ帰国するかわからなかったからな」
「そ、そうですか! うふふ、美冬さんが一緒ですが……美冬さんは妹ですし、大丈夫でしょう……えぇ、このチャンス、逃すわけにはいきませんもの……」
「……?」
何やら小さくガッツポーズしながら呟くセシリアなのだが、カフェで流れる穏やかなBGMの音楽にかき消されてよく聞こえなかった。
「大丈夫ならウォーターワールドのゲート前、時間は10時集合でどうだ?」
「えぇ、わたくしはそれで構いませんわよ」
すっかり機嫌が直ったのか、喜色に満ちた声で答え、表情も嬉しいのか笑顔のままだった。
「そうだ。 セシリア、日本の夏は暑いから縁の広い帽子を被るんだぞ?」
「えぇ、もちろんですわ。 ありがとうございます、ヒルトさん。 心配してくださるのが嬉しいですわ」
「……ま、まぁ熱中症になってもセシリアがつまらないだろ? それに、結構キツいからな、熱中症」
言って、俺はクリームソーダのクリーム部分をスプーンで掬って食べつつ、ソーダをストローで飲んでいく。
……何にしても、美冬とセシリアの水着には再度期待だな。
妹のに期待ってのもあれだが、美冬もスタイル良いから目の保養になるし。
セシリアは臨海学校で見たが、結構ボリュームのあるおっぱいで――。
等とやらしい事を考えていると、素直に俺の欲望の塊が反応し、バベルの塔を構築されようとしていたので慌てて思考を停止した。
「……? ヒルトさん? どうかなさいまして?」
「あ、いや、ウォーターワールド楽しみだなぁってな。 わはははっ」
「そうですわね♪ わたくしも楽しみです♪」
セシリアに悟られないように笑って誤魔化す。
……流石に外でやらしい事考えるのは不味いな、下手すれば去勢される。
……欲求不満なのかもしれない……ってまあ、思春期だ
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