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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第一九話
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」
「テスタロッサ家に養子になるつもりはなかったんやけどなぁ」
「ま、フェイトちゃんをうまくはべらせたからよね。よかったじゃない、妹ができて」
「その言い方やめい」
「あたっ」
軽く頭をはたく直人。関西人ならではのドツキ漫才精神がポロッと漏れたようだ。ただ、叩かれたはずの彼女もまんざらではない表情をする彼女の心情やいかに。
「しかし、彼女が生きてたとはな……」
「何、狙ってるの?よかったわね、今彼女フリーらしいわ。ただしバージンかどうかまでは知らないけど」
「そこは別にどっちでもかめへんわ。つかなんで狙ってるって話になんのか、お前の頭がどうなってるのか知りたい」
「私はあなたの愛人のつもりだからね」
「意味がわからんし繋がりなかったやろ今の話に。しかしそうなると、ますますフェイトの存在がわからなくなってきたな……」
「なんで?」
「あのな……」
とぼけたように聞く女性に、直人があきれたように返した。
「俺はフェイトから「アリシアの代わりにプレシアから産み出された」と聞いている。でも、もしアリシアが生きていることを最初からプレシアさんが知ってたとしたら、フェイトをそういう理由で産み出すことが、いやそもそも、そんな技術を使う必要なんかなかったはずなんや。だとしたら、プレシアさんがフェイトに嘘をついたのか、それともこのアリシアが偽者なのか、どちらにせよ疑わしくなってくるって話や」
「ふーん……以外に馬鹿でもなかったのね。関心」
「ってことはお前、何か知ってるな?このアリシアについて」
「いいえ。でも私と同じ違和感を抱いたことについて合格点をあげる」
「そらどうも」
ぶっきらぼうに返す直人に、女性はどこか艶やかな微笑みで返す。
「でも今は、こっちより大事なことがあるでしょ?」
「せやな。闇の書を夜天の書に戻す作戦、リンディさんと詰めなアカン」
「ええ。その間に私は、このアリシアと思われる子について調べるわ。ひょっとしたら、プレシアですら気づいていない何かが、動き出しているかも知れないしね」
「それが一番厄介なパターンやな……」
そのまま二人はとりとめもない話をしながら別れる。直人は竜二がアースラに到着した連絡を受け、指示を受けるべくリンディへと連絡を入れた。ちなみにリンディの元へと向かう前に、別れ際に彼女が頬に残した痕を落とすべくトイレで奮闘している姿が見られたという。
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