暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
約束と嘘
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
今日もすごいことになったな。二組のクラス代表が中国の代表候補生の転校生に変わって、その転校生が一夏の幼なじみだなんてな。世界は広いようで狭いって事だな。放課後になると、その転校生は俺の前に現れた。
「あんたが二人目の男性パイロットね。私と戦いなさいよ!」
「いきなり人の前に現れて何言ってんだお前。悪いが先約があるんだ、今お前の相手をしているヒマは無い」
「相手をする気も無いが」と付け加えて、簪の待っている整備室に向かおうとするが、転校生は退こうとしない。
「なら、その先約の相手の名前を言いなさいよ。私が先に変わってもらうから」
「……さすがは武に関して歴史と文化が豊富な中国様だな。狙った獲物を仕留める為なら、恥じや礼儀を捨てるのか。ご立派だな」
「な、なんですて!!」
「言葉通りの意味だ。お前そんなことして恥ずかしく無いのか?まぁやってる時点で恥ずかしく無いんだろうが、そんなことやってるヒマがあるなら、一夏に差し入れでも持っていてやればどうだ。きっと喜ぶぞ」
俺がそう言うと、転校生は顔を赤めながら考え出してしまった。俺はそのうちに整備室に向かった。
ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー
「悪いな簪。遅れた」
「何かあったの?…いつ時間通り来るのに」
「中国人の不良に絡まれた」
「それって…二組に転校してきた人?」
「え、ああそうだよ。ツインテールで猫みたいなヤツだった」
俺は作業に取りかかる準備を始めると、しばらく黙ってから簪は口を開いた。
「その人って、強いのかな…?」
「さぁどうだろうな。多分ISは第三世代型だろうし、そこそこ強いんじゃないのか?」
「もし、その人と燐が戦うことになったら…どっちが勝つと思うの?」
「多分、俺じゃないかな?やってみなきゃ分からないけど」
そう言うと簪は、クスクスと笑いながら作業をしていた。俺達はその話題を済ませて作業に集中した。
ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー
そして今日の作業も終わり、俺達は『打鉄二式』の完成具合のデータを見ながら寮の廊下を歩いている。
「完成具合は、30%くらいか。このままじゃクラス対抗戦に間に合わないな。簪も出るんだろクラス対抗戦」
「うん…その時は『打鉄』を使うから大丈夫」
「そうか。けど、まだいくつか専用機持ちだけの行事があるだろうし、あと何人位か人手がほしいな」
「うん。けど……その…」
なんか歯切れが悪いな簪の奴。なんか他の奴が来たらマズいことでもあるのか?
「私は…燐と…ふた」
「最っっっ低!女の子との約束をちゃんと覚えてないなんて、男の風上にも置けないヤツ!犬に噛まれて死ね!」
簪が何か言おうとした瞬
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ