第六話 体が小さくても、心は誰よりも大きい
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いですよ。」
シ「そうだな。マスター、俺ちょっと外に出てきますね。」
ジュ「マスター、僕も行って来まぁ〜すっ!」
マ「わぁーったわい。」
ゴ「気ィつけるんだぞ。」
俺とジュンはマスターたちに許可を貰うと定例会会場を出た。
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空には無数の星が瞬いて綺麗だった。辺りは静まり返っていて、聞こえるのは俺とジュンの足音くらいだ。
シ「ジュンも定例会に来たのは初めてか?」
ジュ「はい。僕的には、会議のような所かと思いました。」
シ「あ、それ俺も思った。でもまさか酒を飲みながらただ話をするだけだったとはな。」
ジュ「まるでただの飲み会ですよね。」
俺とジュンが思っていた事は似ていて、その事で結構話が弾んだ。話しているうちに、結構定例会会場から離れていた。するとジュンが、
ジュ「さて、この辺にしておきますか。」
シ「えっ?」
ジュンの顔から、さっきまでの『無邪気』な笑顔は消えていた。代わりに、『真剣』なジュンの顔が現れていた。
ジュ「シンさん・・・いや、『子』の血を持つバンギ家の十代目・・・」
シ「!!?」
俺とジュンの間に夜風と沈黙が流れた。
シ「な、何で、それを・・・?」
ジュ「まだ気づいていないんですか?シンさんは鈍感なんですね。」
ジュンは肩を竦めると、首に提げていた黄色い正八面体形をした石のペンダントを取った。すると、
ボワワワワワァン。
ジュンの体が白い煙で包まれた。夜風で煙が晴れると、俺の目の前には茶色い毛並みに耳がピンッと立ち、真っ黒な円らな瞳の一匹の犬がいた。ジュンの姿はどこにもない。俺はもう一度目の前にいる犬に視線を移す。
シ「お、お前・・・まさか・・・」
ジュ「そう。僕は『十二支』の『戌』の血を持つアビア家の十代目です。」
そう言うと、
ボワワワワワァン。
また白い煙がジュンの体を包み込み、夜風で煙が晴れるとそこには人間の姿のジュンがいた。
ジュ「『子』の血を持つバンギ家の十代目のシンさんは、他の『十二支』と戦って、『トップを目指す』とゆう『お釈迦様』からの『任務』を果たすんですよね。」
すでに情報済みか。
シ「まさか、そっちから現れるとはな。」
ジュ「『戌』の血を持つ者は、必ず『子』の血を持つ者と一番最初に戦うとゆう『掟』があるんです。なので、シンさんが加入した妖精の尻尾と仲の良い四つ首の猟犬に加入したん
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