第六話 体が小さくても、心は誰よりも大きい
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・・まぁ、魔法界の組織図を見れば分かるかな?」
ミラが説明しながら魔法界の組織図を慣れた手つきで書いていく。魔法界の組織図って、結構でかいんだなぁ〜・・・
ミ「魔法界で一番偉いのは、政府との繋がりもある評議院の十人で、魔法界における、全ての秩序を守る為に存在するの。犯罪を犯した魔道士をこの機関で裁く事もできるのよ。」
まぁ、一言で言えば、「偉い奴」って事だな。
ミ「評議院の下にいるのが地方のギルドマスター。評議会での決定事項などを通達したり、各地方のギルド同士の意思伝達を円滑にしたり、私たちをまとめたり・・・まぁ、大変な仕事なのよねぇ〜。それを各地方のギルドのギルドマスターたちが集まって、報告する会の事を定例会って言うの。」
シ「はぁ・・・」
ギルド同士が連携してるなんて思わなかったなぁ〜。
マ「ギルド同士の連携はとても大切じゃわい。これをお粗末にしてると・・・な。」
シ「?」
なぜマスターは最後まで言ってくれなかったのかは分からねぇけど、気にしないでおこう。それより、
シ「で、その定例会がどうかしたのか?」
マ「やっと敬語じゃなくなったわい。実はな、今度の定例会でギルドから一番の新人を連れて来るとゆう事になってのぉ〜。」
シ「え・・・」
そ、それって・・まさか・・・
マ「妖精の尻尾では、お前が一番新入りのじゃ。わしと一緒に定例会に来てくれんかのぉ〜?」
俺はガックリとうな垂れた。や、やっぱり・・・
シ「それ、どうしても俺が行かないといけないのか?」
マ「本当はお前より少しだけ先にここに加入した五人+一羽に奴等に来てもらう予定だったんじゃが、生憎お前が加入してくる一週間前に旅に出てしまってのぉ〜。」
どうやら、俺がまだ知らない妖精の尻尾の魔道士が何人かいるみたいだ。いったいどんな人何だろう?早く会ってみたいなぁ〜。ていうか、「一羽」って?妖精の尻尾には鳥も加入してるのか?
マ「どうじゃ?来てくれんかのぉ〜?」
シ「う〜〜〜ん・・・」
俺が考えていると、
エ「シン、せっかくのマスターからのお誘いだ。期待を裏切る訳にはいかないだろ。」
エルザが後ろから話に割って入ってきた。
エ「それにだ、マスターを侮辱したり、掟を破ったりする奴は、仲間であろうとただでは済まさんからな。」
エルザは別空間から剣を一本取り出して、俺の首筋に突きつける。その時のエルザの瞳は怒りに満ちていた。俺、まだ何もしてねぇよ・・・後ろにいたマスターや、周りで酒を飲んでいた奴等もエルザを見て冷や汗を流している。
シ「わ、分かった分かった。マスターと一緒に定
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