暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百十八話:魔物の棲み処
[4/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
触れ合ったのも何かの縁だ、ここは一つ、同行して力添えをしても、構わないが?」
え、何めんどくさいこと言い出してるの?
一人で来たんだから、そのまま一人で帰りなよ。
やだよ、こんな人連れてくの。
「俺たちは、その化け物を探して来たんだが。確実に見付けて、退治するなりなんなりしない限り戻らないが、それでも?」
「な、何!?……いや、オレほどの戦士であれば、いざ戦いとなれば、確実に力にはなれようが。オレほどの戦士ともなれば、そうそう暇というわけにもいかなくてな。そろそろ、戻らねばならない頃合いだ。全く残念だが、ここで別れるとしよう!」
「そうか。じゃあな」
ヘンリーが上手く話を持っていってくれて、向こうからお断り頂きました。
急ぐという割にビクビクとしてその場から動こうとしない虚飾戦士さんを一人残し、再びモモを探して洞窟を進みます。
飛び降りてきた上階に戻り、別の道からまた階下に降りて。
「……ここだな」
「……そうだね」
「ふむ。強い何者かの気配を感じますな」
「いよいよってヤツだね!」
「ピキー!」
いかにも何かが潜んでいそうな穴蔵を発見して。
邪悪な感じはしませんが、ピエールが言うように、何か強い気配を感じます。
ゲームでもこんな感じの場所だったし、まず間違いないでしょうね!
モモが、いますね!
「……ドーラ。準備、いいか?」
他の仲間たちに聞こえないように、ヘンリーが囁いてきます。
「うん。大丈夫」
ここでの準備と言えば、ビアンカちゃんのリボンですね!
十年離れていたモモに私を思い出してもらうための、思い出の品です!
一時的にスラリンの頭頂部に結んでいたこともありましたが、貝殻帽子を被せる時に外して、その後は私が持ってました!
当然今日は、いつでも取り出せるように手元に準備済みです!
ゲームならうっかり忘れてもやり直せるとは言え、現実ではそうもいきませんからね!
こんなところで、うっかり失敗してる場合ではありませんよ!!
「じゃあ、行くか」
「うん。行こう」
「ドーラ様。拙者が先に参ります」
「うん。でも、いいって言うまで攻撃はしないでね。まずは様子を見るから」
「御意」
事情を知ってる身としては先頭切って突入して、さっさと話を進めたいところですが。
そうもいかないので釘を刺した上でピエールに先に行ってもらい、不自然にならないようにヘンリーにも先に進んでもらって、スラリンとコドランを後ろに従えて、いよいよ穴蔵に侵入します。
中に入ると。
暗がりの中で何者かが身を起こし、こちらの様子を窺っているようです。
警戒しながら黙って近付くピエール、続く私たち。
同
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ