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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百十八話:魔物の棲み処
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にわざわざ潜って、ここには恐ろしい化け物がいるから気を付けろとか、教えてくれるだけの人が。
意味がわからないが、普通に考えたら武者修業してる冒険者とかだろうか。
ゲーム通りにちゃんとモモがいるとも限らないし、折角だから聞いてみるか。
と、私が声をかけようとしたところで、またそれを遮るように。
「おい。ちょっと」
「うわっ!!」
ヘンリーに声をかけられた戦士らしき男性が驚いて足を踏み外し、床の穴から階下に落ちていきました。
ああ、そう言えばそうだった。
最初に一人で依頼を受けた成り行きでカールさんの対応は私が普通にしてたから忘れてたが、そう言えばお年頃の男性相手にはそういう妨害が入るんだった、通常は。
そう言えば、これはそういうイベントだった。
色々と、そう言えばだった。
「……落ちちゃったね」
「……そうだな」
「……追いかけようか。飛び降りるけど、いいよね」
「そうだな。相手は気を失ってるみたいだし、それで大丈夫だろ。高さもそれほどでも無いし」
大丈夫って何が……ああ。
もう対策済みだから、気を失ってなくても別に大丈夫なんですけど。
「あ、でも。馬車が」
私たちはいいけど、さすがに馬のパトリシアと馬車は、飛び降りて平気ということは無いのでは。
「大丈夫だ。それも、取説に書いてあった」
「え、そうなの。ならいいか」
旅の扉の移動に着いてくる機能があるくらいだから、それくらい対策してあってもおかしくないか。
別の洞窟で本当に飛び降りざるを得ない時もあるし、それなら良かった。
「よし、行くぞ」
「あ」
止める間も無く、ヘンリーが先に飛び降りて行きました。
まあいいけど、別に。
「ドーラ様。拙者は
殿
(
しんがり
)
を務めますゆえ、どうぞお先に」
「わかった」
ヘンリーに続いて、馬車を引き連れて飛び降りて。
「……船で、なんか作ってたの。それか」
「うん!女性としてはね!わかってていつまでもそのままっていうのも、どうかと思うんだ!」
……やっぱり見てたのか!
しかし、残念だったな!
アルカパで材料を買って、船で作業を終えて!
スパッツというか、ショートパンツに近いような物を縫い上げて、既に対策済みです!
そんな都合のいいものは服屋に売ってなかったので、手縫いで仕上げるのに時間がかかったけれども!
動きやすいようにピッタリとした作りにしたから、至近距離でまじまじと見られるとやっぱり恥ずかしい状態ではあるけれども!
こういうチラリズム的な事故の防止には、十分です!
「……なんだよ、それ。色気が無いにも程があるだろ」
「そんな色気は要りません!ていうか、見えるってわかってる
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