暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第155話 悪霊退治
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

ト「妖霊王様ッ!!」

トーヤはスクッと立ち上がり、右膝を着いて頭を下げる。私とフレイも戸惑いながらトーヤの真似をする。「王」って呼ばれるくらいだから、妖霊界では一番偉い存在なんだろうな・・・

妖「まず、頼みを達成してくれた事に感謝する・・・」

ト「ありがとうございます。」

マ&フ「あ、ありがとうございます。」

すごい緊張しているのが自分でも分かった。

妖「トーヤ・ファイン、『時止めキューブ』をまた放り投げるのじゃ。」

ト「はい。」

トーヤは『時止めキューブ』を取り出して、宙高く放り投げて、見事にキャッチッ!!すると、今まで止まっていた『時』がまた動き出した。いつの間にか『時止めキューブ』と『裁きの縦笛』は消えていた。

妖「トーヤ・ファイン、命の危機にも恐れずに、頼みを引き受け、達成してくれた事にもう一度感謝する・・・」

ト「ありがとうございます。妖霊王様。」

妖「うむ。そしてトーヤ・ファインの『良き友』達よ・・・」

マ&フ「は、はいっ!!」

まだ何も言われていないのに、私もフレイもすごく緊張している。鼓動がどんどん早くなるのが分かった。

妖「命の危機にも恐れずに、トーヤ・ファインを支えてくれた事に深く感謝する・・・」

ト「僕からも、ありがとうございますっ!」

トーヤは立ち上がり、私とフレイの方に体を動かすと、深く頭を下げた。後ろで妖霊王が満足そうに頷いていた。

妖「このご恩はいつか恩返しをする。その時には、トーヤ・ファインの『良き友』達を招待しよう。」

ト「ありがとうございます。妖霊王様。」

恩返しって、どんな事をしてくれるんだろう?あ、そういえばまだお礼を言ってなかった。私はトーヤの横に並ぶと、

マ「えっと、妖霊王様ッ!さっきは助けてくれて、ありがとうございますっ!!」

私は巨大な『ローア』から助けてくれた事に感謝して頭を下げる。

ト「僕も!ありがとうございますっ!妖霊王様ッ!!」

フ「お、俺も!ありがとうございますっ!!」

トーヤももう一度頭を下げて、フレイも私の隣に来て頭を下げた。頭を下げたままだけど、妖霊王様がニカッと笑ったのが分かった。

妖「トーヤ・ファインよ、これからも『良き友』達を大切にするのじゃぞ。」

ト「はいっ!」

妖「そして、トーヤ・ファインの『良き友』達よ、これからも、トーヤ・ファインをよろしく頼む。」

マ&フ「はいっ!!」

妖「それでは、さらばっ!」

黒いマントをひるがえしながら、妖霊王様は光と共に消えちゃった。

マ「・・・行っちゃったね。」

フ「あぁ。」

ト「ですね。」

私たちはしばらくその場に立ち竦んでいた。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ