第155話 悪霊退治
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きの縦笛』を吹いてくれていなかったら・・・そう思うと血の気が引いた。
マ「でも、トーヤは大丈夫なの・・・?」
ト「僕は『裁きの縦笛』を持っていますから大丈夫です。マヤさんとフレイさんはどこか安全な場所に避難するか、街の人達に紛れて動かないようにして下さい。」
そう言い残して走り出そうとするトーヤの手を私は?んだ。
ト「えっ?」
マ「私も、『ローア』退治手伝うよ。」
私の言葉にトーヤは目を見開いた。
マ「さっき助けてくれたお礼だよ。それに、1人でやるより大勢でやった方が早く終わるよ。」
フ「それに、トーヤだけ『危険』な目に遭わせたくないしな。もしお前が魂を食われたら、妖精の尻尾の魔道士全員が悲しむ。それだけはなんとしてでも避けたいからな。」
トーヤはしばらく黙っていたけど、
ト「ありがとうございます。でも、マヤさんとフレイさんの魂が食われても、妖精の尻尾の魔道士の皆さんは悲しみますので、命の安全は僕が保障します。」
この時、私は初めて、トーヤがすごく頼もしく見えた。
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トーヤが言ったとおり、私達以外の人達の『時』は止まっていて、『ローア』も『時』が止まっている人達の魂は絶対に狙わなかった。その代わり、『時』が動いている私とフレイの魂は次々に狙われた。でも、狙われる度にトーヤが『裁きの縦笛』を吹いて『ローア』を退治するから全然平気。それに、私達はただマグノリアの街を歩いてるだけで『ローア』が近づいてくるからものすごく楽だった。
フ「後、どれくらいの『ローア』が残っているんだ?」
この短時間の間でかなりの数の『ローア』を退治した。まっ、退治したのはトーヤなんだけどね☆その時、ザワワワワワ・・・と風が吹き荒れ、森の木々を大きく揺らした。
マ&フ&ト「!!!」
風が吹き荒れたのと同時に、すぐ近くで魔力を感じた。かなり強烈な・・・
フ「な、何だ・・・この、すげぇ〜不気味な魔力は・・・・?」
ト「か、かなり大きな『ローア』がすぐ近くにいるみたいです・・・」
マ「ひぃ〜〜〜!!」
すると、背後からさっきの魔力を感じた。驚いて振り向くと、今まで退治してきた『ローア』の10倍以上はある巨大な『ローア』がいた。
マ「で・・でか・・・・・」
フ「ば・・化け物、だ・・・」
ト「で、でも・・たぶん、この『ローア』で・・・最後だと・・・思いま、す・・・」
トーヤは『裁きの縦笛』を銜えると、
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