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パンデミック
第三十話「半年後」
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レッド・イーグル作戦で、ソレンスは親友を失った。それがフィンだ。
あれから半年経ったが、ソレンスの心の傷は癒えないまま今回の作戦を迎えた。

「私は大丈夫だよ、ソレンス。私は居なくなったりしない。絶対に生きて帰ってみせる」

それは、決意のこもった一言だった。
ソレンスの心に引っ掛かっていた不安は消えた。

「分かった。けど無理だけはするな。危なくなったらすぐに呼べ。いいな?」

「うん。ソレンスも……色々一人で抱え込まないで……もっと私達を頼ってね?」

「………そうするよ」











ーーー【エクスカリバー本部・外部】


「準備は出来てるか?レオ」

「もう万っ端だよ〜☆」

「スコーピオ、早く指示くれ。コイツらを長く抑えんのはキツイぞ」

「分かっている。あと少しだ、サジタリウス」

『スコーピオさん、あと4時間くらいで作戦の準備が整うそうです』

「分かった。ジェミニ、何か動きがあったら逐一連絡を寄越せ」

『了解です』














エクスカリバー本部に、かつてない危機が訪れようとしていた。
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