第108話
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な。」
さっきまでの光景を見ていたのか、そんな言葉を洩らす。
ぐったりとしているアンジェレネを見た麻生は、そのままアンジェレネに近づき、頭に掌を乗せる。
すると、アンジェレネの全身にあった鈍い痛みが突然消えた。
意識も朦朧としていたが、今ははっきりしている。
いつの間にか、麻生の手には四つの金貨袋が持たれていた。
「ほら、これを使え。」
アンジェレネにその金貨袋を渡す。
受け取ったアンジェレネはゆっくりと立ち上がる。
「シスター・アンジェレネ!?」
突然、起き上がったアンジェレネを見てルチアは驚きの声をあげる。
「私は大丈夫です。
彼に触れた瞬間、痛みがどこかに消えました。」
まだ、信じられないような顔をしているルチア。
「貴方がアンジェレネを助けてくれたのですか?」
「まぁな、今は人手が足りないからな。
あと、シスター達は全員無事だ。
海に投げ出されたが、核となる霊装が破壊されない限り、艦隊が復活して拾われるだろう。」
その言葉を聞いたアンジェレネは安堵の表情を浮かべる。
ルチアは麻生に一礼をして言う。
「ありがとうございます。
彼女を助けていただいて。」
「そんな事は後だ。
早くしないと、また標的にされるぞ。」
上条らは周りを見ると、別の艦隊がこちらに砲弾を撃ってきた。
その砲弾を麻生の能力で防ぐ。
「さっさと、終わらせて帰るぞ。」
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