暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0449話
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も聞いていないのかエザリアが不思議そうに尋ねてくる。

「その辺に関しては、今夜シャドウミラー全員に纏めて報告するからその時にな。それより、近右衛門との会談については?」
「あ、うん。連絡が来てるよ。学園長室に来て欲しいって」
「……学園長室、か」

 今の俺の状態で女子中の校舎に行くのはあまり嬉しく無いんだが……教師である瀬流彦や女であるエザリアもいるし多分大丈夫だろう。

「アクセル・アルマー?」

 再度のエザリアの問いに、今度は苦笑を浮かべて答える。

「学園長室というのが、女子中学校の校舎内にあるんだよ。だからこの面子で行くと色々と不都合がな」

 言いながら視線をイザークへと向ける。
 何しろ今の俺は20代だから瀬流彦と外見年齢は殆ど同年代なので、教師なり教育実習生なりに見えるだろうがイザークは17歳。つまりは3-Aの面子と殆ど年齢差がないのだ。
 同年代の男子が女子中の校舎内にいればさすがに注目を集めざるを得ないだろう。

「あ、その辺は大丈夫だよ。認識阻害を使うから」
「……助かった」

 俺の説明で自分がかなり居心地の悪い状態になると理解していたのだろう。安堵の息を吐くイザーク。

「転移魔法を使えればどこに寄る事も無く理事長室に移動出来るんだが……それには学園結界が邪魔だしな」
「あははは。それはしょうがないよ、色々とこの麻帆良で守っているものがあるしね。……まさかあんな存在がこの麻帆良に封じられているとは思わなかったけど」

 瀬流彦の脳裏に浮かんでいるのは恐らく造物主だろう。結局昨日の戦闘では倒しきる事が出来ずにどこかへと逃げられたのが痛いな。

「で、造物主に関しては?」
「高畑先生が魔法世界のクルト・ゲーデル総督と一緒に居場所を探しているらしいよ。あのラカンさんもそれに協力してるとか」

 そうか、復活したラカンには昨日会ってはいないけど元気なようで何よりだ。

「……まぁ、紅き翼にとっては象徴的な人物だしな」
「そうだね。だからこそ自分の身を犠牲にして造物主を封印してたってニュースが広まってるらしいよ。ネギ君に関してもその関係で色々と忙しくて魔法世界に戻ってるし。……っと、話はこれくらいにしてそろそろ行こうか」

 瀬流彦の言葉に頷き、俺、エザリア、イザーク、量産型W3人が丘を下りて電車に乗り麻帆良女子中へと向かう。
 ちなみに先にも言ったように瀬流彦が認識阻害の魔法を使ってくれたおかげで俺やイザークはともかく、機械のヘルメットで顔を覆っている量産型Wが目立たないで済んだのは助かった。

「アクセル・アルマー。私はまだ大まかな事情しか聞いてないのだが……」

 電車の座席に座りながらエザリアにそう話し掛けられる。

「ああ、その辺については問題
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