魔法先生ネギま!
0449話
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ている。
「これは?」
「私達の姿を人目に晒したくないと、魔法使い達が」
「……そうか。何か魔法使い達と揉め事は起こってないか?」
「はい。今の所はこちらの様子を伺っているだけで、特にこれといった干渉はありません」
「分かった。これから魔法使い達のトップと会談に行くから近くに待機している魔法使いを呼んできてくれ」
「はっ!」
敬礼し、ゲートの前から去っていくエキドナ。
……まぁ、量産型Wが機械で出来たヘルメットを被っている怪しげな姿である以上は一般の生徒達に見せたくないってのはしょうがないか。後は麻帆良の生徒ならゲートとかも見るからに好奇心を刺激しそうだしな。
「アクセル・アルマー。ここが魔法使いの世界なのですか?」
周囲の様子を見ていたエザリアに声を掛けられ、頷く。
「正確には、魔法使いの存在を知っているのはいわゆる裏の存在だがな。そんな魔法使い達の日本における本部みたいな場所がこの麻帆良な訳だ。ほら、あれが見えるか?」
麻帆良の中央にある世界樹へと視線を向けると、エザリアだけではなく何故かイザークまでもがその姿に見惚れていた。
「……エザリアはともかく、イザーク。お前は昨日ここで戦ってたから見覚えがあるだろうに」
「戦闘中に観光なんぞ出来ると思っているのか!?」
まぁ、イザークにしろエザリアにしろプラントに住んでいた以上は世界最大クラスの木を見て驚くのは当然と言えば当然か。そもそもSEED世界にあれ程の大きさの木は存在しないだろうしな。
「あれが世界樹で、あの木が放つ魔力を使って認識阻害結界というのをこの麻帆良に敷いているおかげで、多少の出来事があってもこの地にいる者達はそれを異常と感じない様になってる訳だ。昨日の戦いにしてもこの認識阻害結界のおかげで映画撮影と言い張る事が出来た訳だしな」
「……でも正直、ああいうのが2度も3度も続いたらちょっと厳しいけどね」
そう声を挟んできたのは、エキドナに連れられてやって来た瀬流彦だった。
なるほど、少なからず俺と面識があるから俺達との連絡役を押しつけられたって所か。……同時に監視役も。
「えーっと、アクセル君……だよね?」
どこか戸惑ったように俺へと視線を向けてくる瀬流彦。まぁ、向こうの知ってる俺は基本的には10歳程の幼児状態だから無理もないが。
「一応昨日もちょっとはこの姿を見せたと思うが?」
「あ、うん。でも昨日は戦いが終わってからすぐにいなくなったから、こうやってしっかりと見るのは初めてだし。……にしても、どこか元気無いね?」
「エヴァと同じ理由だよ。俺も今は人間じゃないからな」
「アクセル・アルマー?」
昨日の時点で異形化状態の俺を見ているイザークと違い、その辺の事情はイザークから
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