俺のクラスの勇者様
佐々木賢介と勇者様
俺のクラスの勇者様
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そして賢介は教室を出てすぐに気付く。
「どの教室かちゃんと聞いてねーや・・・」
祐介から集まる教室をしっかり聞いてなかったので、代役で行こうにも、そもそも場所が分かってないのだ。行けるはずもない。
「あ、そういや委員会って男女一人づつだったよな・・・だったらクラスに同じ体育委員の女子が居るはずだよな。ならその女子探して一緒に行けばいいのか」
委員会は原則どの委員会も最低男女一人づつ担当している。
人数が必要な委員会などになると、六人以上などにもなるが体育委員は男女一人づつだった。
しかし賢介は体育委員の女子が誰か知ってるわけではない。
なので、まだ体育委員の女子が教室に残っているかもわからないが、とりあえずクラスの女子に聞いてまわることにした。
「あたし?あたしは違うよー」
「体育委員?うーん、誰だったっけなぁ」
「私は今から部活だから違うわよ?」
しかしなかなか見つからない。
「もしかしてもう行っちゃったのか?うぅむ、困ったな」
賢介がそろそろ諦めて、職員室にでも行って先生に聞くかなと思っていたら、人も少なくなってきた放課後の教室に、まだ一人聞いていない女子が居た。
「あれ?あの子は、まだ聞いてないな・・・どっか行ってて戻ってきたとかかな。まぁいいや、とりあえず聞いてみるか」
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