第11話
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の最新作、バター醤油味のポテチだ!
木の葉ではまだ開発されていないポテチの味、いわゆる"未知の領域"ってヤツだが、味はオレが保証するぜ!」
皆から「オォー!」と声が上がる。
その中の数人からお腹の鳴る音が聞こえ出す。
どうやら、ここにはバター醤油ご飯の味が好きな人しかいないようだ。
そして、シカマルの傍からSLの汽笛のような音が聞こえ出した。
「絶対、ボクが食べるもんね!」
そこには目をクワッと見開き、蒸気が見えそうなくらいに鼻息を荒くしたチョウジがいた。
どうやら、"お腹を空かせたブタ"ではなく、"飢えたイノシシ"と化したようだ。
ナルトは自分の持って来た袋を目の前のお菓子の山に置き、そして、その山を改めて見て感心する。
「これだけの量が集まったのか・・・こりゃあ、食い切れねぇな♪」
「なに勝つ気でいるんだよ!」
「おめぇはドベ決定だ!」
ナルトの言葉にモブたちが口答えしている間に、シカマルがお菓子をまとめ、風呂敷で包んで肩に担いだ。
「んじゃ、オレは先にゴールへ行って合図だしてやっからよ。」
「ああ。」
「一番はオレだってばよ!」
シカマルが頂上に向かっている間に、キバが木の棒を使ってスタートラインを引き、皆はそこに横一列に並ぶ。
同じく並んでいる赤丸は唸り声を上げている。
どうやら、気合十分のようだ。
「そろそろだな・・・。」
ゴールの方を見てキバは呟く。
より一層真剣な顔付きに変わる。
「いつでも来いってばよ!」
ナルトも気合を入れてスタートの構えを取る。
そして、山の頂上から「ヒュゥゥゥ・・・」と花火が空高く上がり、天辺で「パァン!」と弾けた。
それと同時に皆は一斉にスタートを切った。
先頭を走るは、キバと赤丸。
どうやら彼らは先行策のようだ。
続いて、それをモブたちが追う形。
最高峰から2番目の位置にナルトは陣取っており、最後方にはチョウジが追走している。
どうやら彼らは終盤に追い込むつもりだ。
さて、序盤のなだらかな坂を登り、森の中に突入。
ここで最初の関門、"泥土"だ。
腐葉土のモコモコした感触が脚力を奪っていくのが特徴だ。
先頭を行くキバと赤丸は難なく突破。
続くモブも次々とそれを乗り越えて行く。
おおっと!ここでモブの1人が急激にペースダウン!
ここで体力が尽きてしまったのか?何とも早い脱落だ!
一方、後方を走るナルトとチョウジは難なく突破した。
さて、第2の関門、"丈の長い芝生"だ。
足をいつもより高く上げていかないと草に足を取られてしまう上に、濡れていて滑りやすい厄介な所だ。
さあ、依然先頭をひた走るキバと赤丸は・・・おっと、木の上を飛び移って進んでいる。
どうやら、ここも難なくクリアし
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