最終審査会特訓・水野希美の場合
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ちゃうんだもんなぁ〜…ホント、困っちゃう。」
あれほどまでに元気だった血梨の表情が初めて曇った。
「でもその子はきっとあんたに感謝してると思うよ。あたしなら感謝する。大切な人にさよならも言わずに死ぬのは…きついよきっと。」
死神という存在を今まで誤解していた。
容赦なく人を死に導く悪魔のような存在だと思っていた。
でもまさか死神自身も元を正せば人間だったとは。
そして血梨のように生前の記憶を鮮明に持ちながら魂を狩らなければならない死神もいることも、知らなかった。
この出会いもまんざら悪いものではないかも知れない。
血梨の横顔を見ながらそう思った。
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