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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 あるお盆の物語 A
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「いらっしゃいま・・・せ?」
一輝たち十一人が、陰陽師課の予約した料亭に入ったときの、店員の反応がこれである。
だが、それもしかたない。
「こちらでお食事となります。部隊ごとに分かれて席にお着きください。」
これは光也の台詞。
彼はスーツをぴっちりと着ており、常に微笑んでいるので特に驚くことはない。
「ここか。いい雰囲気だな。」
これは白夜の台詞。
服装は歳相応のものだが、表情はなく、腰に一振りの刀を下げている。
店員が驚くには十分である。
「うむ。去年の店にも劣らぬ、よい店だ。」
これは慈吾朗の台詞。
服装が和服で白いひげは貴方は仙人ですか?というレベルで伸びている。
周りが若者ばかりの中にいるため、十分に目立つ。
「やっぱり、こういう店は落ち着かない・・・来年からもっと気楽な店にしない?」
これは一輝の台詞。
一輝は服装は歳相応、表情もけだるそうなものが浮かんでおり、無表情ではない。
持ち歩くものも全て倉庫に入れているのでこれといっておかしなことはない。
珍しく、まともだと認識される状態だ。
「そればっかりは慣れるしかありませんね。話す内容が内容ですから、これぐらいのところでなければ。」
これは前の台詞。
服装は慈吾朗と同じように和服で、腰のところに狐の面と小刀を九本下げている。
こちらもまた、普通ではない。
「この程度のところでその態度、情けないぞ。それでも日本の第三席か?」
これは豊の台詞。
服装などは歳相応の普通のものだが、手に持つ古びた本が異彩を放っている。
その本のせいで全体的におかしく感じる。
「あの・・・一輝さんは去年入ったばかりですし、仕方ないかと・・・」
これは美羽の台詞。
服装は歳相応で、おどおどした態度は気になるが、周りのメンバーほどではない。
強いて言うなら髪で左目を隠していることと、両手で持っている大きなカバンが気になる程度である。
「それに、こう言っては何だが、一輝の先代の鬼道はそこまで腕のいい陰陽師ではなかった。あまりこういった機会はなかったのだろう。」
これは匁の台詞。
服装は巫女服で、腰や背には合計八振りの日本刀。
目立つことこの上ない。
「そういった意味では、慣れるまではここくらいがいいだろうな。あまり本格的過ぎては美味しい食事を味わう余裕すらなくなってしまう。」
これは鈴女の台詞。
彼女はこの中では一番常識というものを知っているので服装は歳相応。
持ち物もズボンのポケットに式神を三体と、一部の式神を隠し持っているだけなので、この中で一番まともだ。
「でも、カズ君がこういうところに慣れるって想像つかないよね〜。問題児だし。」
これは殺女の台詞。
服装は歳相
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