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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝と湖札の物語 @
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しすることもないし、アニメも視ている本数が少なく、それも録画である。
「で、一輝と湖札の二人は、今日はどの修行をするんだ?」
「俺は、面倒くさいから父さんを倒す、のコースで。」
「お兄ちゃんがそれなら、私もそれで!」
「せっかくの休日に、そのメニューを選ぶか・・・」
ちなみに、一輝の父親の言う言葉の意味は、『せっかく時間があるんだから、時間のかかるメニューを選べ』という感じだ。
「いや、むしろ休日だから、だろ。」
「うん。せっかくの休日なんだから、遊ぶ時間は必要だよ。」
「ならせめて、普段のメニューに基礎的なことを混ぜろ。ここ最近、二人が実戦形式か実戦をしているのしか見てないぞ。」
「だって、俺の能力よく分からんし、実戦の中で知るしかないだろ。陰陽術は、きっと大丈夫!」
「私のもよく分からないし、実戦しかないよ。陰陽術は、きっと大丈夫!」
「陰陽術も真面目にやらんかぁ!!!」
鬼道父はちゃぶ台返しを決めるが、一輝、湖札、鬼道母は予想がついていたので、自分の食器と鬼道父の食器を一人一つずつとり、避難させる。
「食事中にちゃぶ台返しって、食べ物を無駄にするつもり?」
「ただでさえ父さんの収入は少なめなのに?」
「あなた、感情に任せて動いてはダメよ?それと、三人の中で一番弱いのが自分だって自覚を持ってね?」
「ぐ・・・すいません。」
鬼道父は反論が思いつかず、黙った。
が、一輝がそれでよしとするわけがなく、
「プライドはないの?自分の妻に子供以下だって言われて。」
「ちょ、一輝!その話をむしかえすのは、」
「確かに、お兄ちゃんの言うとおりだよね。あそこで黙っちゃうなんて。」
「湖札も、そんなこと言ったらあの人は、」
「・・・いいだろう。今日のメニューは一対二の式神戦。制限はなしだ!」
まあ、こうなった。前にやった過去編でもあったが、この人は簡単に動かせる。
二人からすれば、修行内容が簡単になって、ラッキーなだけである。
「OK。普通にやってもつまらないから、何か罰ゲームでもつけようか。」
「ああ!何でも言ってこい!その代わり、お前達が負けたらこの二日間は修行漬けだぞ!」
「いいよ。じゃあ、父さんが負けたら明日の私達の修行はなし!父さんはいつもの五倍のメニューで!」
「まあ、それぐらいでいいかな。」
「覚悟しておけよ!もう一ミリも動けなくなるまでしごいてやるからな!」
余談だが、鬼道父は自分が弱いことを自覚しており、修行メニューは元からかなりきつめである。
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