幼なじみは良く分からん
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それは次の日の朝のことだった。
今日も学校か……なんて小さく呟きながらキッチンをめざす。
ふと気づいた。ダイニングルーム(兼キッチン)から明かりが漏れているのだ。
もしやと思って急ぎ足でダイニングルームに入る。すると案の定、
「や、おはよう!天万。」
レイが飯を食っていた。
一応恐る恐る聞いてみる。
「おう、おはようレイ、ところでお前、何食ってる?」
「昨日の残りのご飯だよ。炊飯器に入ってたから、」
「そ、それならいいが、」
良かった。冷蔵庫なんかを漁られてなんかいいもん食ってたら怒り狂うとこだったと思う。
だが、レイがご飯に何かをかける。なんだろうと思い覗いてみたら、
「やっぱご飯には明太子だよね!」
そう言いながら昨日俺が少し贅沢をして買った、明太子がかけられていた。
それを見た俺はたちまち声を荒げて言う。
「お前何して腐っとんじゃ!!」
「な、なに!?」
貴様、よくも今日の朝の楽しみを……
「今の明太子は高かった……高かったぞー!!」
「フリ○ザ様!?」
そのご飯に置いている分はもらおうと奮戦するがいかんせん、消しゴムに逃げられた。
「こんのクソガキが!!」
「クソガキ?こんなナイスバディーがガキですか?」
「なぁにがナイスバディだ。胸も中途半端なサイズだろうが。」
俺が反論するとどこからかプチッと聞こえたような気がした。
あ、消しゴムから出てきた。
「今のは(精神的に)痛かった……痛かったぞー!!」
「台詞そんままじゃねーか!!」
俺は少しひねったのに……
「なら、天万!君だって腕長いじゃん!!」
「ごはぁ!!」
俺は少し腕が長い。友達は便利そうでいいなとかほざくが俺にとってはコンプレックス極まりない。
「なんで知ってんだよ……」
「仮にも神よ。ハ○ゴッグ君?」
「いくらなんでも腕長すぎだろ! しかもマイナー!?」
俺は好きだけど、ハイ○ッグ
「けど、大丈夫! 私が君の分作っといたから、」
「マジか!」
「マジよ」
良かった。飯作れるやつがいてくれたら幾分かは楽になる。それにこんな奴とはいえ女の子に作ってもらった料理っていいじゃない。
「ところで何作ったんだ?」
「えーと、なんでもアメリカの料理らしくてね」
外国料理ですか、良いですね
「ミソスープって言うらしいの。」
「ただの味噌汁じゃねぇか!!」
俺は好きだけど、味噌汁
家は味噌汁とお茶をすする音で包まれた。
「ということがあったんだ。」
「ふーん、大変だね。」
現在、俺は学校で我が幼なじみと話していた。
やっぱ休み時間は癒されないとね! そうしないとやっていける気がしない……
「で、どこまでがホントの
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