暁 〜小説投稿サイト〜
何となく生きて行く
部活
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けらr…


「…あぁ、そうだ、お前はこの学校に来る前は友達とかは居たのか?」

…だめだ、先生、それを聞いちゃ…



ドクン!!

俺の心臓が飛び跳ねた。心拍数も徐々に上がっていく。…だめだ!!…『あの頃』を思い出してはいけない!!


『…友達と騙し合いながら』生きた中学校生活なんてもういらない!!いらないんだ!!

(いらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらない)

自分の心拍数が聞こえるのがわかる。とても速いテンポが聞こえるのがわかる。
…自分でも何とか必死に押さえ付けようと意識したが、意識すればするほど心拍数が上がっていく。

このままでは、いたちごっこだと思った俺はすぐさま廊下に出た。
先生には、がっつり見られているがそんな事は関係なく、『あの頃』の記憶が脳裏に浮かび上がっていく。

(…皐!!……大丈夫か!!………お…!!…さ…き!!)

徐々に俺の意識が薄れていくのが分かる。…誰だろうか、必死に俺を読んでいる人は…

(もういい…楽にしてくれ…)

俺はついに意識を失った。


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