魔法先生ネギま!
0447話
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る。
「アクセルさん、いつ戻られたんですか?」
カガリと同様に驚きの声を上げるアスラン。……それはいいんだが、せめて大声で俺の名前を呼ばないで欲しかったんだが。
俺達の周囲にいる人々はその殆どが俺へと視線を向けている。まぁ、オーブの同盟相手であるシャドウミラーの、それもブルーコスモスのテロで行方不明になっていた筈の俺が姿を現したんだから当然か。
「昨日な。その件でウズミ代表と面会の約束があるんだが」
「あぁ、今朝急に昼前の時間を空けろとお父様……じゃなくて、ウズミ代表が言ってたのはそれが原因か。分かった、案内するから来てくれ」
……へぇ。以前に比べると、随分と政治家の秘書らしい振る舞いになってきてるな。
そんな風にカガリに案内されながら進んでエレベーターへと乗ると、改めてカガリが俺の方へと振り向いて口を開く。
「で? お前はどこに行ってたんだ? 無事なら無事でもっと早く戻って来ればいいものを」
「そんな風に言われても、こっちにも色々と事情ってものがあるんだよ。何があったかを話すとなるとそれこそかなりの時間が必要だから、どうしても聞きたいのならウズミ代表との会談に同席を希望したらどうだ?」
「お父様に……分かった。一応聞いてみる」
カガリが頷いた丁度その時、エレベーターが目的の階に到着する。
その後は一応という事で部屋の前で武器を預けるが……今の俺にとってはその辺の銃よりも生身の方が余程危険だったりするんだがな。
「ウズミ代表、アクセル・アルマーをお連れしました」
「うむ、入ってくれ」
ウズミの声が響き、執務室へと3人で入っていく。部屋の中にいたウズミは、俺の姿を見ると決裁していた書類もそのままに笑みを浮かべて立ち上がって出迎える。
「アクセル君、よく無事に戻って来てくれた。君が行方不明になったと聞いた時にはどうなるものかと思ったが。……さ、まずは座ってくれ。すぐに紅茶を運ばせよう」
そう言えば、俺がコーヒーよりも紅茶派だってのは知ってたんだったか。
来客用のソファへと座ると、殆ど同時にカガリではない秘書らしき若い男が紅茶を持って執務室へと入って来る。
「ご苦労、何か用事があったら呼ぶから下がってくれていい。カガリとアスラン君、君達も……」
下がってもいい、と言おうとしたのだろうがカガリがそれに待ったを掛ける。
「お父様、私達もアクセルが消えた後の事を聞きたいのですが……構いませんか?」
「ん? うーむ……アクセル君、どうかね?」
「ウズミ代表が問題無ければ俺としては構わない。……ただし、前もって言っておくとかなり非常識な話になると思うがな」
「非常識? まぁ、それなら後学の為にもカガリとアスラン君も聞いておくといい。で、非常識というのは具体
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