12話 ジェラール達と妖精王2
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い盾主護りし百合の花弁だった
その盾には現在青いラインが入っておりエネルギーが放出されバリアーとなっていた
黒い球体は青色のバリアーに阻まれ消滅した
「はっはっは!いやー、危なかった危なかった。まあ、今のリリーが破られるなんてことは無いがな」
渾身の一撃をあっさりと受け止められ愕然とするジェラール。その顔にはこれまで少し残っていた余裕すらも消え今は絶望しか残っていなかった
「そんな……アレを受けて無傷だと??」
「ま、同じ聖十の称号を持っていても格の差ってのはあるのさ。伊達や酔狂で妖精王だなんて呼ばれてないんだよ俺は」
そう言ってレインは空に手をかざす
その手には以前造った日本刀斬空があった
それは改良され以前とは比べ物にならない性質へと変化していた
「悪いなジェラール。これで終わりだ……」
シュィィン……
鞘から白銀色の刀身が現れる
そしてレインはそれを抜かずに
シャィィン????
素早く鞘へと戻した
「一体何を……ガハッ??」
その瞬間ジェラールの体に刀傷が無数につき大量の血が吹き出した
「俺の勝ちだな」
「ああ、俺にはお前を倒すことは無理みたいだ」
彼が呼び出した刀斬空
現在の性質は鞘から刀身を抜き彼の視界に斬撃の跡をイメージし、鍔と鞘を打ち鳴らす。そうすることでイメージした通りに斬り刻むことが出来るのだ
出した刀身の長さにより威力が変わりやろうと思えば相手をバラバラにすることも可能だ
「ジェラール…貴様は罪を償うべきだ。そして全ての罪を償いまた俺たちに会いに来い」
「レイン……」
と近寄っていくエルザ
その目にはかつての友を心配する色が見えた
「後は任せたぞエルザ」
「分かった……」
「俺は彼の遺体を別の場所に運ぶ……彼の親族の元へな…」
「シモンを知っているのか?」
「ああ、昔彼とは話をしたことがある。そして彼に妹が居ることも知っている」
「つまりお前はその妹の事も知っていると?」
「ああ、今から行ってくる」
「そうか……ならば任せよう」
「悪いな。供養はこっちでしておくよ」
「頼んだ」
「換装商神旅行」
レインはシモンの遺体を抱え人魚の踵へ跳んだのだった
この後マーメイドで起きた事はまた後日話すとしよう
なおこの後ジェラールは評議員に引き渡されたそうだ
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