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白と黒の精霊を従えるルナティック姉妹!
テスタロッサ家の1日
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 朝目覚めたら、大きなベッドの隣で寝ているお姉ちゃんとはやてを起こす。たまにここにお母さんが寝ている時もあるけど、今は居ない。多分、研究室にこもってるんだと思う。もし、一緒に寝てたら私かお姉ちゃんが確実に抱き枕にされて居るから。

「お姉ちゃん、はやて、朝だよ」
「ん〜」
「後10分〜」
「起きないとビリビリしちゃう……よ?」
「「起きる!」」

私の声に反応してバッと起き上がる2人。着ぐるみパジャマの猫耳とかが可愛い。私は犬だけど。ちなみにはやては狸だよ。

「おはよう」
「おはようやー」
「ん、おはようだよ」
「じゃあ、着替えて朝練に行こう」
「うん」
「せやな」

私とお姉ちゃんが着替えて、はやての着替えを手伝って車椅子に乗せてあげる。その後、お姉ちゃんがはやてを連れていくので、私は別々のバスケットでクッションに包まれて眠っているエセルドレーダとアルをリビングへと運ぶ。

「おはようございます、フェイト」
「おはよう、リニス」

台所で料理を作っているリニスに挨拶した後、テーブルにバスケットを置いて私は洗面所に向かって、そこで顔と手を洗ってから外に出る。外ではお姉ちゃんとはやてが昨日習った事を復習している。

「さて、今日はなんの訓練しようかな……よし、決めた。来い、天狼星の弓」

光り輝く天狼星の弓をエセルドレーダのサポート無しに召喚し、続いてスキマを開けて管理外世界の魔獣がひしめく世界……モンスターハンターの世界へと移動する。そこで火竜リオレウスを狩りに出る。

「グォオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!!」

無数に分裂させた黄金の剣がリオレウスに突き刺さる。一部は皮膜を貫通して地上に墜落させる。装甲なにそれ美味しいの? というレベルの攻撃だ。それもそのはずで重力制御も加えて一旦スキマを通して四方八方から飛んでくるのだから、当然だ。

「弱い……まあ、リオレウスなら格闘だけでも倒せるしね……雷狼竜ジンオウガでも狩りに行こうかな」

素材を回収した後、雷狼竜ジンオウガを探してマスタースパークを使わずに殴り倒して素材を確保する。最後にスキマの練習を行う。境界を操るって事は曲げて歪曲させる事もできる。

「曲がれ」

だから、背骨を歪曲させてへし折る。それを繰り返して小さな箱の様にしてしまう。

「便利だね……射程は私の視界か。確かに神様程度の能力だ。偽装にはこっちを使おうかな」

浅上 藤乃(あさがみ ふじの)の視界内の任意の場所に回転軸を作り、対象の強度に関係なく曲げる能力である歪曲の力と誤認してくれれば楽だ。

「さて、狩りも終えたし帰ろ」

スキマで移動し、帰るとご飯が出来ている。

「ただいま」
「お帰りなさい」

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