暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百十六話:確認と狼狽
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は無いし。
 ヘンリーと比べて柔らかかったからって、それがどうだと言うのか。

「……確認?……何の?」
「……固さ?……柔らかさ?」

 ヘンリーを触りながら自分のも触って比べてみますが、やっぱりよくわからない。
 私が女だから、自分だからわからないのかも。

「おい、ドーラ。本当に、何して」
「ちょっと、ごめん」

 ヘンリーの手を取って、自分のに押し当てます。

「な……!!」
「……どう?」

 やっぱり、わかるものなんだろうか。
 晒を巻いてても、触ったら。

「お、おい。ドーラ?」
「あ。あと、そうだ」

 当てるだけじゃ、わからないかもしれない。
 確か、こんな感じで、手が動いて、指も。

「……!!」
「……どう?」

 カールさんにされたことを、ヘンリーの手を動かして再現してみましたが。
 ヘンリーの返事が無いが、どうなの?
 わかるの、わからないの?

「……ヘンリー?どうなの?」
「……ドーラ。お前、自分が何やってるか、ちゃんとわかってるか?」
「なにって?」
「だから。自分が何やってるか、見てみろ。ちゃんと」

 なにって。
 そんなのちゃんとわかって、確認して、確認させて……


 …………何した、私!!

 え、触らせた?
 撫で回させた?
 揉ませた!?

「……!!」

 一瞬で真っ赤になり、ヘンリーの手を離して距離を取り、胸を押さえる私。

「……戻ったか」

 ヘンリーも真っ赤ですが、私が動揺し過ぎているためか、なんとか落ち着こうとしてくれているようですけれども。

「……う……」
「待て。落ち着け」

 ……そんなこと言われたって、言われたって!
 …………無理です!!

「……う、うわーーん!!ごめんなさいーー!!」
「待て。大丈夫だから。大丈夫じゃないが、大丈夫だから。たぶん」

 ヘンリーが何を言ってるかわからないのは、私が動揺してるせいなのかどうなのか。

「違うの!!これは、違うの!!そうじゃないの!!」
「わかった。わからないが、わかった。だから、落ち着こう。な?」
「違うの、違うの!!私、そんなんじゃないの!!」
「わかってる、わかってるから。違うんだよな?」
「うわーーん!!お父さん、お母さん、ごめんなさいーー!!私、汚れちゃったーー!!」
「汚れたって、おい」

 普通にお付き合いするならともかく、あんな、痴女みたいな!
 付き合っても無い男を撫で回した挙げ句、自分で触らせるとか!!
 その前は変な人に触られてるし、完全に私、汚れてしまいました!!

「うわーーん!!もうやだ、死ぬーー!!お父さんのところに、私も行くのーー!!」
「落ち着け。とりあ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ