TURN103 赤い海賊その十一
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った、彼等も枢軸軍の強さはわかっていたのでレッドファランクスには期待出来なかった、だが。
そのレッドファランクスの旗艦、ドクツから提供された戦艦の艦橋においてだった。赤とはいってもソビエト軍のそれとはまた違う軍服、ガメリカ軍の軍服をそのまま赤にした様な服を着てそのうえでサングラスで顔をはっきり見せない金髪の女にアフリカ系のメイドが声をかけていた。
「ではお嬢様、今から」
「うふふ、今お嬢様もないと思うけれど」
「私にとってはお嬢様は何時までもお嬢様なので」
見ればメイドの顔は整っている、アフリカ系だがコーカロイドの血も入っている感じだ。目は細くにこりとしている。
そのメイドがこう女に言うのだ。
「そうお呼びさせて頂きます」
「ならいいわ。それではね」
「はい、今からですね」
「枢軸軍のあの部隊を破ってね」
それでだとだ、余裕を以て言うのだった。
「すぐに敵の後方を衝くわよ」
「それでは」
「どうやら敵の指揮官はあの戦艦にいるわね」
女はモニターに映る大和を見て楽しげに笑った。
「さて、それではね」
「あの戦艦を倒してですね」
「報酬分は働かせてもらうわ」
こう余裕の笑みで話すのだった、今東郷と枢軸軍はあらたな驚異を知ろうとしていた。
TURN103 完
2013・4・13
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