力の欠点
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それも悪化している様子はなく、ある一定量以上の力の行使を行うと痛くなるのだ。
つまり力の制限に限界があるのである。
いや、身体の悲鳴なのかもしれない。
先程制限があると言ったがそれは心臓が耐えれる範囲であるだけで限界突破をして力を行使することだってできる。
しかしそれを行えば彼の寿命が減るか、寿命関係無く心臓が活動を停止する。
彼が何故そんなことを知っているのかというと、彼自身が身をもって体験したからである。
彼がロジャー海賊団にいた頃にそのうち語ることになるであろう大きな戦いがあった。
彼はその戦闘で限界突破を行い、戦闘が終わった時に反動で心臓が一時活動を停止したのだ。
一時で済んだのは彼の運と腕の良い船医がいたことによるものだった。
下手をすれば彼の心臓は再び活動することはなかっただろう。
今までのが1つの大きな欠点である。
いや、1つ目の欠点は2つ目に比べれば小さなものかもしれない…。
2つ目の大きな欠点…それは…。
今はまだ語るのはよそう…。
ただこれだけは記そう。
これは歴代の『ヒトヒトの実・幻獣種・モデル‘‘神”』の人物のことを記した伝記の一部から拝借したものである。
『ーーーソノ青年ハ心優シイ青年ダッタ。
ソノ青年ハ、アル時禁断ノ果実ニ手ヲ出シタ。
禁断ノ果実ハ青年ニ大イナル力ヲ与エタ。
天ヲ裂キ、海ヲ割リ、雷ヲ従エ、灼熱ノ溶岩ヲ纏イ、慈愛ニ満チタ優シサデ世界ヲ包ミ込ンダ。
シカシ世界ハ青年ヲ裏切ッタ。
青年ノ純白ノ翼ハ闇ノ様ニ黒ク染マリ、青年ノ優シサハ怒リヘト一変シタ。
青年ハ世界ヲ人々ヲ友ヲ愛シタ人ヲ壊シ回リ、星モ浮カバヌ夜ニ、存在シナカッタ様ニ灰ニナリ風ニ舞ッテ、消エタノダッタ。ーーー』
ルミスは痛む心臓と自分の中から出ようとする何かとの葛藤が落ち着き始めたことで安心したのか、疲労なのか分からないが、眠るように意識を手放した。
ーー???side
私は今、村外れにある森の中を散歩している。
普段ならピーマン君、にんじん君、たまねぎ君が護衛と言ってついて来てくれるか、メリーが私の体調を気にして付いて来るのだけれど今日は1人になるために屋敷を抜け出してきちゃったの。
あの子達やメリーが付いて来てくれるのは話し相手になってくれて嬉しい。
でも1人になりたくなる時があるの。
だからこうして時々、メリーの目を盗んでは屋敷を抜け出して1人の時間をいろんなことを考えるの。
ウソップさんやルフィさんは元気にしているのかな?って…。
そうそうこの間ルフィさんに30000000ベリーの懸賞金が懸かっていたの!
懸賞首になったことを喜ぶべきなのか、心配するべきなのかちょっと複雑ね…。
写真にウソップさ
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