暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
フレデリックとヤンデリカ
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』のどちらかだと思われる。
そしてそこにロープで縛られた姫が吊るされる形で現れた。

「ああ・・・助けてくださいフレデリック様。私は『あの』セインハルトに捕まってしまいました〜」
「あの・・・って言われても、誰!?」

観客の知らないキャラ、セインハルト登場。
と、そこにやってきたのは観客の求めるセインハルトではなく・・・

「我が名はジュリオス。姫を返してほしくば、私と勝負したまえ」
「お前も誰だよっ!セインハルトはどうなったんだー!?」

ジュリオスだった。
が、観客はジュリオスの事も知らない為、当然戸惑う。
まぁとりあえず、フレデリックとジュリオスはヤンデリカを賭けて戦闘を開始する!

「くらえ、氷の剣!」

そう言ってエルザを指さし氷の剣を造形するグレイ。

「すげー!」
「どうやったんだー?」

魔法に詳しくないのだろう。
観客たちはグレイの造形魔法を物珍しそうに眺めている。

「な、な・・・何の・・・私・・・に・・・は・・・10の剣が・・・ァる」

負けじと噛み噛みのセリフを言いながら背後に剣を円状に展開するエルザ。
そしてジュリオスは

「ぐわー」
「何か知らねーけど弱ーーーーーっ!」

一発でやられた。

「フレデリック様。ありがとうございます」
「ヤ、ヤンデリカ姫。たくさん・・・子供をつくりましょう」
「気が早ェよフレデリック!」

助けてすぐ子供の話をするフレデリック。
が、ジュリオスにはまだ切り札があった。

「喜ぶのはまだ早い!いでよ!我が下僕のドラゴンよ!」

グレイの声と反応してセットの岩が広がっていき、光る2つの目。
そして呼ばれたドラゴンは口から小さめの炎を吐いた。

「ぐぉがぁあっ!がおおおっ!」

ドラゴンに観客が歓声を上げる。
陰で見ているラビアンは「うんうん」と頷いた。

「俺様は全てを破壊するドラゴンだぁ!」

ドラゴンは自分でそんな事を言うのだろうか。
そしてそれを見たフレデリックとジュリオスがとった行動は・・・

「こうなったら手を組むしかない」
「オ、オウ・・・それは・・・たのも、しい」
「お前が呼んだんだろーが!どういう展開だぁーーー!」

手を組んだ。共闘した。
そしてロープから自由になった姫は勇ましく叫ぶ。

「私がアイツを足止めします!」
「オイオイ・・・何言ってんだ姫ーーー!」

突如フレデリックとジュリオス、ドラゴンの間に立つヤンデリカ。

「2人は逃げてください!」
「オウ」
「た・・・助かったぞー」
「逃げるんかいーーーーーーっ!」

しかも姫より戦えそうな2人は逃げた。

「オイ・・・これ・・・ひどくねーか?」
「ハンパじゃねぇ・・・」

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