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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter34「舞い降りる影」
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ロビーに於いてフォワード達に混じり、なのはの過去を聞くことになったルドガー。
シャーリーとシグナムにシャマルを加えた面々から聞かされたなのはの過去はティアナ達に大きな衝撃を与え、ルドガーは彼女と戦った際に彼女が語った言葉の意味が映像を見てわかった。
何よりエルとそう変わらない年齢から、半ば巻き込まれる形で魔法を知り、生死に関わるような実戦を繰り返しいたことは心中複雑だった。
そして何よりも、度重なる事件で繰り返した無茶が原因で、任務中に再起不能の大怪我を負い、
それでもう一度立ち上がった彼女は自分よりずっと力強く見えた。
「もう飛べなくなるかもとか、立って歩くことさえできなくなるかもって聞かされて、どんな思いだったか……」
「無茶をしても、命をかけても譲れぬ戦いの場は確かにある……だが、お前がミスショットをしたあの場面は自分の仲間の安全や命を賭けてでも、どうしても撃たねばならない状況だったか?」
シャマルとシグナムの言葉にティアナは固まる。
頭に浮かぶのはホテルでの自分の無茶な射撃……周りに嫉妬し、自分が安心できる結果が欲しくて、勝手に暴走して失敗した自分の姿。
「訓練中のあの技は、一体誰の為の……何の為の技だ?」
シグナムの続ける言葉に何も言えないティアナ。
“お前はまだ、小手先の力しか信じていない……それは本当の強さなんかじゃない”
かつてルドガーに告げられた言葉の意味をの重さが彼女に圧し掛かる。
「なのはさん、皆にさ…自分と同じ思いをさせたくないんだよ。だから無茶なんてしなくてもいいように、絶対絶対……皆が元気に帰ってこられるようにって、本当に丁寧に、一生懸命考えて、教えてくれてるんだよ」
それから程なくして、ロングアーチから出動したなのは達がガジェットを殲滅したと知らせが入り、ロビーで待機していたフォワード達は解散することになった。
その後、なのはの過去を聞いた後、ルドガーは海沿いの道路で夜風に当たっていた。
今彼の目の前には俯いたティアナが隣に座っている。
「もうじきなのはが帰ってくる。自分の今の正直な気持ち、今度はちゃんと伝えないとな」
「はい、それは勿論……でもそれはルドガーさんもです」
「え?」
意外な返答が返ってきて、思わず呆けしまう。
「私は、ルドガーさんの教えを守らないで、今日の模擬戦ではルドガーさんの技を……」
「ああ…アレね。……まぁ確かに驚いたな。いつも俺の教える事を素直に従っていたティアナが全く逆
の教える事をするもんだからさ」
「ごめんなさい!」
「謝るな。あと、これは驚いたは驚いたが、つい嬉しかったのは、お前が俺の技を使ったことだな」
ティアナが決め手に一迅を使った時、まさか教え
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