魔法先生ネギま!
0446話
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けならともかく、もし魔力を込めるという作業にも影響するようなら……
「ちょっと今は無理だな」
「……なんですって?」
凍れる微笑をさらに強めるレモンへと、魔法に使われる消費魔力とマジックアイテムを起動させるのに必要な魔力の件を説明する。
「なるほど、確かに世界が違うとそういう事もあるかもしれないわね。そもそもここは世界と世界の間にある次元の狭間なんだし。……分かったわ。でも、近い内に麻帆良に行って残り2個の時の指輪も起動させてきて頂戴。私の分もその時に2人と一緒で構わないわ」
「ああ、一度魔力を使ったら回復するのに結構な時間が掛かるけど2個程度ならどうとでもなるだろう。……しかし、そうなると他のマジックアイテムも使えるかどうか」
呟きつつ、魔法球や転移札といった物を取り出していく。
「何かしら、それ」
空間倉庫のリストを探して魔法発動体やら魔法の教本を取り出している俺に変わってあやかが説明を開始する。
「それはダイオラマ魔法球というマジックアイテムですわ。今はその魔法球の中には見ての通り小屋が1つ程度しかありませんが、外の空間からその場所を切り取るようにして入れ替える事が出来ますので普通は森や湖等を中に入れて使っているようです。例えば麻帆良でアクセル君と仲のいい、私達の魔法の師匠でもあるエヴァンジェリンさんという方は中世のお城や森、雪山、砂漠等々色々な物が入ってる魔法球を所持しております。そして特筆すべきは中と外では時差があり、例えばこの魔法球であれば外での1時間が最大48時間に変更可能となっております」
「なんて非科学的な……あぁ、そうね。魔法ですものね。エヴァンジェリンというのは、確かあの金髪のお嬢ちゃんよね。にしても……」
チラリ、とどこか面白そうな顔であやか、千鶴、円、美砂の4人へと視線を向けるレモン。
「な、何ですの?」
「アクセルを君付けで呼ぶような人は初めて見たからつい……ね」
微笑を浮かべるレモン。そしてそれはコーネリアやマリューも同様だった。
「何しろ私達の世界に来た時はどういう理由かは知りませんが、アクセル君は10歳程度の子供の姿になっていましたから」
あやかに代わって千鶴がそう答える。
「10歳にねぇ……」
レモン達3人の視線が俺に集中しているのを感じ、小さく溜息を吐いてから少し離れた所に移動して指をパチンと鳴らす。すると俺の全身が炎に包まれ、次の瞬間には10歳程のあやか達にも馴染み深い姿へと変わっていた。
「へぇ、確かにこのサイズのアクセルは可愛いじゃないの。ほら、ちょっとこっちにきて抱かせなさい」
さすがに今回の件では3人に酷く心配を掛けていたと理解しているのでこの程度の頼みは断る訳にも行かず、そのままレモンの膝の
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