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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
12番目のサイコドライバー
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通路を埋め尽くす傀儡、傀儡、傀儡。傀儡の兵の大行列に猛然と正面突破をかける5人の人影があった。
アカシックレコードから色々と貰い過ぎた5人はもう色々とアレであり、いろいろと凄い事になっている。

「魔拳爆連打!!うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃあ!!!」
「サンダー・・・クラァァーーーッシュ!!!」
「ウフフ・・・私に魅入られたら、終わりよ?」
「あなたα世界では『フォフォフォ』って笑うプロトデビルン役で出てましたよね?何で急にレビのパク・・・」
「メタい発言はお止し!アンタなんてαどころかシリーズ通して御呼ばれされたことないでしょ!」
「失礼な、クロスゾーンには呼ばれましたよ!」
「さあ退いた退いた!悪いけど時間が無いからおふざけも突っ込みも無しだよ!!」

アルフの拳が光って唸り、どっかの修羅の如く無数に分裂して見える拳で敵を薙ぎ払う。恐らく今のアルフなら地球がリングなファイトでもそこそこいいところまで行けるだろう。アルフの開けた穴の周囲にいる傀儡兵はフェイトが開発したオリジナル魔法で消し炭にする。敵味方識別機能付き、ホーミング機能付き、広範囲攻撃の鬼畜3拍子が揃った究極電撃魔法は次々に傀儡兵を飲み込み埃を息で吹き飛ばすように簡単に敵を蹴散らしてゆく。戦闘のプロも吃驚だね。チャージなど必要ないと言わんばかりだ。

バルディッシュは大丈夫なのかと一瞬考えたが、プレシアとリニスが色々改造してたのを見たのできっと大丈夫。二人が暴れる中アカシックレコードに触れ過ぎて電場受信しまくりのプレシアとリニスが適当に射撃魔法を使って進路上の隔壁を木端微塵に吹き飛ばしていく。・・・鬼や、鬼がおる。そんな4人と一緒に符術ぶっぱしてる俺も人のこと言えないけど。



〜 12番目のサイコドライバー 〜



現在僕たちテスタロッサ一家は偽・時の庭園(プレシア命名)に殴り込みを仕掛けている。どうもあれこそが俺がこの世界に来なければなっていたはずの「原作のラスボス」とその居城・・・を再現したもののようだ。その再現をしたのはこの城の主。主にここを作るだけの力を与えた者こそが今回の黒幕だ。ただ、それを実際に為した方法がはっきりしないが。

なお、実は彼女たち以外にもいくらか残滓が町に出現しているが逸般市民たちの手で討伐されているようだ。この町危機管理能力高すぎだろ。海鳴少年自警団が白黒のクマやら黒いマモノやら奇天烈な敵たちを蹴散らす様を見ると、この国の未来は向こう200年くらい大丈夫な気がしてくる。

我が家の暴れん坊二名が前線をズタズタにしている間に後方の俺達は状況をより正しく理解するために意見を出し合っていた。マルチタスクって便利だな。

「さしずめ”悪霊の帝王”ミニマム版と言った所か・・・原作における”闇の書・防衛プログラム”の
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