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とある蛇の世界録
第五話
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 「そうか」

 そして私は、光に包まれた





 「やぁ、来たね」

 転移した先にはサーゼクス等がいた

 「あぁ、応援ぐらいはするつもりだ」

 「そうかい」

 私はサーゼクスの隣に腰掛ける

 「どう思う? リアス達は勝てると思うかい?」

 「無理だ」

 きっぱりと言う
 しかしこれは確実だ。あの変態はフェニックスの力に酔った雑魚だが
 フェニックスの力自体は強力だからな

 今のあいつらには不可能だ

 「それに、お前もそれはわかっていたんだろう?」

 「そうだね、今のあの子達では無理だ」

 サーゼクスの顔が少し苦いものになる

 「・・・まぁ最悪私が進言してやる、それで何とかなるだろう」

 「そうかい、すまないね」

 こいつはシスコンと言うと聞こえは悪いが
 いい意味で妹おもいだからな、この話自体好ましい物ではなかっただろう

 「始まるな」

 「うん」

 レーディングゲームが始まった―――――

 


 ―――――のだが・・・


 『はっはっは。見たか、これが俺の努力の結晶。その名も『洋服破壊[どれすぶれいく]』!!
  俺はずっと女の子の洋服を脱がすことだけを考え続けたんだ!』

 ・・・・・・・・イッセー・・・

 「ははは、彼おもしろいね」

 「あ、あぁ。まぁそうだな」

 朗らかに笑うサーゼクス。しかし

 「あれ、改めて考えると戦争において絶大な効果を発揮するな」

 「その通りだね、恐ろしいよ」

 あれは使える
 女はそれだけで戦闘不能。男にしても武装解除に加え
 一瞬だけ隙を作れる
 なかなかの技だ

 作った動機が不純だが

 今、朱乃が体育館を破壊した
 なかなかだな、だが

 「油断は大敵だ」

 モニター内で爆発が起こる
 小猫がやられたか・・・

 『グレモリー眷属 戦車一名戦闘不能』

 油断は誰の心にも住まう
 所謂悪霊みたいなものだ
 とくに私やオーフィス、レッドみたいに
 圧倒的な力を持つものに根付く

 さしもの私も、そんなものだからな
 少なくとも三勢力の中には、私に勝てるものは誰一人としていない

 「あらら、やられちゃったね」

 サーゼクスの声が心なしか暗くなった

 「まだまだだな、あいつらも」

 ふと、隣のモニターに目をやると
 屋上でリアスと変態が対峙していた

 「大方、あの変態の口車にうまく、わるく乗せられたのだろうな」

 「だろうね」

 モニターの中にはアーシアも移っている
 アーシアには『あれ』があるから
 心配しなくてもいいだろう


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