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俺屍からネギま
これが戦争か??
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「ナギ!?」
ナギは話の途中で少年に殴られると、アルビレオはナギを心配しつつ少年に殺気を向けた…唯の少年が殴ったのならばこんな殺気を向けはしない…。ただナギを殴った時の少年の殺気に並々ならぬものを感じとったのだ……。



「ってぇーーな!何すんだこのガキ!」
ナギは殴られて赤く腫らした部分を手で抑えつつ、少年を怒鳴りつける


「何すんだはこっちのセリフだこの野郎!最前線には味方の俺達も居たんだぞ、何も考えないで攻撃してんじゃねー!」

「「なっ!?」」
少年の言葉に二人は驚いた。まさか自分よりも年少の子供が最前線の戦場に居るとは思っていなかったし、ナギは自分の魔法で少年を傷つける可能性があったなんて露とも思っていなかった。

「「「……………………」」」


睨み合いの中、彼らの中に静寂が訪れていたがそれは一瞬にして瓦解する。


「貴様!紅き翼のナギ・スプリングフィールドに何たる所業だ!」

「このガキ、東洋から来たって言う…巫山戯やがってお前見たいなガキが来る事自体気に入らないってのにサウザンドマスターに殴りかかるなんて!」

多くの衛兵が彼等の中に割って入り、少年は捕まえられると大した抵抗をせずに連行された。残されたナギとアルビレオは呆然としていたが、衛兵の声で我にかえる。

「ナギさん、お怪我はありませんか…あぁこんなに腫らして、何てクソ餓鬼だ!後でとっちめてやる!」

「いや、大丈夫だ…あの子供何だけどよ、早々に離してやってくれよ…」

「おお!何て御優しい方なんだ…その様な方を殴る何て、東洋の連中も舐めた真似を…。皆!我らが英雄は傍若無人な少年をも許す寛大な心を持っているぞぉ!」

「「「「「おおおおぉぉ〜〜〜!!」」」」」

衛兵の胡散臭い語りかけにも関わらず周囲の者達は大きな歓声を上げた。


ナギ達は呆気にとられていると衛兵がもう一人近づいて来た。
「ナギさん、先程の子供はたっぷりと叱りつけナギさんに感謝する様に厳重に伝えて解放しました。」

「…失礼ですがあの少年は一体?」
偉そうに話し出した衛兵にアルビレオは先程からの疑問をぶつける。

「ああ、アレは旧世界の日本から来た関西呪術協会って所から徴兵したらしいんだが…あんなガキを送るなんざ、何考えてんだかなアッチの連中は…」

「関西呪術協会……確か詠春の…」

「アイツ、あの年で戦争に……」
ナギとアルビレオは其々に思う所があった様で考え込んでいたが、二人はジッとしている訳にもいかず酒場に向かっていると…


「おーいナギ、アル!」

「詠春…」

「…遅かったですね、何かありました?」
詠春が二人に追いつくが、ナギは先程の事を思い出し暗い表情を浮かべた。

「あ
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