これが戦争か??
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に大きく動いた……紅き乱入者達によって
ここは関西遠征隊、陣が率いる前方部隊の活躍により戦局は優位にたっていた。
ザシューー
「オリャーー!…まだいやがるぜ。お前ら疲れる暇はねーぞ、分かってんな!」
「は、ハイ!…(……人を斬る何て真似するのも初めてなのに何とか形になって戦えているな…これも若のお陰だな)」
立ちはだかる帝国の兵隊達をバッタバッタと斬り捨てる陣の発破に仲間達は覇気を持って応え次々に敵を倒している。
彼らは今回初めて人を斬ると言う事にも臆す事なく戦う事が出来た、それは最年少であり副隊長でもある陣の先制攻撃と覇気だ。
それはまだ戦い始めてすぐの頃、彼らは帝国兵の異様な殺気と殺す事の重圧で普段の力が出せずにいた。そんな時、陣が大きな声を叫びながら敵を斬り捨てると大きな声で叫んだ…
『言ったはずだぞ!俺達は死ねない、こんな所で死ぬ訳にはいかないと!人を殺す業が怖いなら俺が背負ってやる!!怖くて立ち上がれないならこの俺に掴まって奮い立て!!』
その言葉に関西遠征隊は前軍は奮い立ち勇猛果敢な活躍により戦局は優勢となった。
しかし最前線で長時間戦い続けた彼らにも疲労の色は隠せなかった……
「源蔵!怪我の重い十人程を下がらせて代わりの派遣……それと撤退の有無を千里隊長に…。」
陣は怪我人が増えてきた為に、優勢な今の内に怪我人を後方に下げつつ前軍の疲労が強くなって来た事を考え撤退の必要性を感じ内密に隊長に進言する様小声で以蔵に伝え、以蔵は頷くと怪我人十人程をと共に後方に下がった。
そして以蔵らが千里らがいる後方まで下がったその頃、赤い髪をした青年らが三人
「へへーーぃ!この千の呪文の男がこの膠着した戦況を変えてやるぜ!」
「しかしナギ、前線に味方の兵も多くいます。伝令がまだ回っていない様ですね……どうします?」
「関係ねーよ!魔法ぶっ放して敵を倒していれば味方も勝手に撤退するよ!」
「随分と荒っぽいですね…ナギらしいと言えばナギらしいと言えますが。」
「おい、何言っているんだ!味方が傷付いたら如何するんだ!?」
「ハハーン、詠春…お前また俺に倒した人数負けると思ってるんだな?」
「違うわバカナギ!味方は優勢何だぞ!?強引に行かずに撤退させつつだな…」
「生真面目だな詠春!じゃぁ今回も俺の不戦勝でいいか!?行こうぜぇアル!!」
「…ハイ」
「なっ!?先に行くな!俺も…!」
「ハハハ、ヨッシャァー!景気良く行くぜ!ヘカトンタキス・カイ キーリアキス アストラプサトー キーリプル・アストラペー!!」
「バっバカ!それは広域殲滅の…
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