11話 買い物をする時はサイフの中身を確認しましょう。
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お金が足りなかったのが周りにばれて恥ずかしいのだろう。
「では、丁度頂きます。レシートはどうしましょう?」
「い、いらないわ!」
アルバイトの店員が女性にレシートの質問をするが、女性はここから早く
逃げ出したいのか、さっさと答えてコンビニから出て行ってしまった。
大丈夫だろうか?
「次のお客様どうぞ」
「ああ」
ジュースを置いて、サイフから代金を取り出す。
「135円になります」
アルバイトの店員に言われた通りの金額を出す。
「指定の商品をお買いいただいたので、こちらでクジをどうぞ」
そう言うと、アルバイトの店員は穴の開いた箱を取り出す。
まあ、この手のクジはろくな物はないんだろうけど、もらえるものは貰っておこう。
ガサゴソ
腕を突っ込んで、三角形の紙を取り出す。
「では、こちらで開けますので」
アルバイトはハサミを取り出す。
俺は、アルバイトの店員にクジを渡すと、三角形の先端を切った後、俺に渡した。
クジを受け取った俺は、クジを広げて中身を確認する。
「3等」
中身には3等と書かれていた。
どうやら、3等が当たったらしい。
どんな商品が貰えるのだろうか?
「3等ですか、おめでとうございます。あちらの商品棚から好きな商品を
5つ選んでいいですよ。」
アルバイトの店員が指差した、商品棚を見る。
コロナミンC リポビ∀ ウコーンの力
商品棚には三つの種類の栄養ドリンクが、大量に置いてあった。
売れ残りだろうか?
そんな事を思いながら、コロナミンCを5本選んだ。
「ありがとうございましたー」
ウィーン
コンビニを出た俺は買ったジュース、ヨーグルッチを開ける。
さて、このヨーグルッチを飲んだら、仕事と住む場所を探すか。
ヨーグルッチを飲みながら、頭の中で予定を立てる。
うん。まだお昼だし、最悪住む場所だけでも確保できるだろう。
予定を立て終わった俺は、空になったヨーグルッチをゴミ箱に捨てる。
さて、行きますか!
「そこの若者。少しよろしいかの?」
ー男鹿美咲ー
あー、だるい。
こんな時は、アイスよねアイス。
リビングのソファーに座っていた私は、好物であるアイスを求めて
台所に向かった。
ガラ
「あれ?」
たしかこの間、愚弟である辰巳(たつみ)に買いに行くように命じたはずなのに……。
あの野郎、忘れやがったな。
帰ってきたら、ボコボコにしてやる!
愚弟の処刑を決めた私は、財布を持って近くのコンビニへと向かった。
ウチの近くのコンビニは歩いて3
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