NEXT GENERATION
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退・・・か」
そして思い出されるのは、ヤジマとクロノから言われた引退の話。
「ギルドも新しくなる、ならばマスターも次の世代へ・・・」
そう言って、マカロフは自分の後継者となりそうな人物の名を上げていく。
「ラクサス・・・あやつは心に大きな問題がある。ギルダーツは無理だしのう・・・ミストガンは・・・ディス・コミュニケーションの見本のような奴じゃ・・・ティアは若いが実力もあり冷静でもある・・・が、心に壁を張りすぎておる・・・だとすると・・・やはり若いが、エルザ・・・」
マカロフの中で段々考えがまとまっていく。
すると、そこにミラがやってきた。
「マスター、こんなトコにいたんですかぁ〜」
「ん?」
そう言うと、ミラは満面の笑みで持っていた紙の束を持ち上げた。
「またやっちゃったみたいです」
「は?」
ミラの言葉の意味が解らず聞き返すマカロフ。
そしてミラは言い放った。
「エルザ達が仕事先で街を半壊させて、魔法教団員をティアが全員裁いちゃったみたい」
「!」
その悪魔の様な言葉を聞いた瞬間、マカロフはまるでムンクの叫びの様な表情になった。
「評議院から早々に始末書の提出を求められてますヨー。あれ?マスター、どうしました?」
ミラの言葉など既にマカロフの耳には入っていない。
マカロフは白い灰のようになり、「おおお・・・」と小さく呻くと、叫んだ。
「引退なんかしてられるかぁーーーーーーーーーーーーーーー!」
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