NEXT GENERATION
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ティアには絶対入ってもらう」
「はぁ!?」
そう言うとエルザは一通の手紙を取り出し、開いた。
緑色の魔法陣が展開され、群青色の髪と瞳のクロスではない青年のホログラムが浮かび上がる。
「兄さん!?」
「クロノじゃねーか!」
クロノは手をヒラヒラと振ると、口を開いた。
『よぉ、エルザ。久しぶりだな!んで、頼みがあるんだけど・・・ティアをどうにか単独行動から引き離してくんねーか?アイツ、いい加減誰かに頼るとか誰かと行動するとか、人間関係良好にしねぇといけねぇと思うんだよ。あ、絶対アイツ断ると思うけど、無理にでも単独行動から引き離してくれ。頼んだぞ』
それを聞いたティアがプルプルと怒りで震えると、身体から湯気を発し始めた。
「あのバカ兄貴・・・裁くっ!」
「ね、姉さん落ち着けっ!」
今にもクロノを半殺しに行こうとするティアを慌てて抑えるクロス。
何とか落ち着きを取り戻したティアは溜息をついた。
「それに、お前はナツのストッパーだろう?」
「勝手に任命しないでくれるかしら」
「ナツが余計に暴れた際に止める人間が必要だからな」
エルザにそう言われ、ティアは不機嫌そうに腕を組むと、先ほどより大きな溜息をついた。
「・・・仕方ないわね。ま、こいつのストッパーなら引き受けてもいいわ」
「何でだよ!?」
「アンタが余計に暴れるからに決まってるでしょバカナツ!」
「うごっ」
早速拳が決まった。
「妖精の尻尾最強チーム正式決定だー!」
「いいぞーーー!」
「てかルーシィ最強・・・か?」
「俺はアクエリアス出されたら勝てる気がしねぇ」
「た、確かに・・・」
「お前等が最強だーーー!」
すると、その話を聞いていたギルドメンバーが一気に歓声を上げる。
が、犬猿の仲であるナツとグレイは睨み合っていた。
「「こ・・・こいつと・・・」」
「不満か?」
「「いえ、嬉しいです」」
・・・が、それもエルザの一言でなくなった。
「あれ?ルーとアルカは?」
「僕達は最強チーム傘下のチームだよ、今から」
「ま、最強チーム準主要メンバーってトコだな。何かあったらいつでも呼んでくれ!ミラとのデートじゃねぇ限りは駆けつけてやんよ!」
頼もしい様で頼もしくない2人だった。
エルザは言うが早いが1枚の依頼書を手にする。
「さっそく仕事だ!ルピナス城下町で暗躍してる魔法教団をたたく!行くぞ」
「「「「おおおおおっ!」」」」
「はいはい」
エルザの言葉に、結成された最強チームは依頼へと出かけて行ったのであった。
その夜、建設途中のギルドでは組み木の上でマカロフが1人、月見酒を煽っていた。
「引
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