NEXT GENERATION
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メーラがガジルとシュランにやられたんだって?つーかオメーら名前知らねぇや。誰だよ?情けねぇなァオイイ」
そう言ってレビィ達を笑い飛ばすラクサス。
反論したいがラクサスの言う事にも一理ある為、レビィ達は辛そうに顔を歪ませる。
「ひどい事を・・・」
ルーシィが呟くと、ラクサスの目がルーシィの方を向いた。
「これはこれは。さらに元凶のねーちゃんじゃねーか」
元凶、という言葉にルーシィが小さく身を震わせる。
すると、そんなラクサスの前にライアーが立ち塞がった。
「貴様は変わらんな。そこまで仲間を侮辱して楽しいか?」
「あん?・・・おー、誰かと思えば『十字架の奴隷』じゃねーか」
「っ・・・貴様・・・!」
ラクサスの発した『十字架の奴隷』という言葉に、ライアーは怒りの表情を見せる。
それだけではない。サルディア、スバル、ヒルダ、クロス・・・5人はラクサスを睨みつけた。
あの温和で常に笑顔のサルディアでさえ、だ。
すると、ミラがカウンターを力強く叩いた。
「ラクサス!もう全部終わったのよ。誰のせいとかそういう話だって初めからないの。戦闘に参加しなかったラクサスにもお咎めなし。マスターはそう言ってるのよ」
ミラの言葉に、ラクサスはニィッと口角を上げる。
「そりゃそうだろ。俺には関係ねぇ事だ。ま・・・俺がいたらこんな無様な目には合わなかったがな」
ラクサスのその言葉を聞いた瞬間、エルザとライアー、クロスは怒りの表情を露わにし、今にもラクサスに殴りかかろうという雰囲気を纏う。
「ラクサス、テメェ!」
「コノヤロォォォォォォッ!」
「ナツ!」
「スバル!」
だがそれよりも早く、黙って会話を聞いていたナツとスバルがラクサスへと殴りかかる。
しかしラクサスは余裕の笑みを崩す事なく一瞬にして姿を消し、ナツの拳とスバルのエウリアレーは空振りに終わった。
そしてラクサスは2人の背後に姿を現した。
「え?」
「ラクサス!俺と勝負しろォ!この薄情モンがァ!」
「俺達をバカにしやがって!俺達は奴隷じゃねえ!テメェの腐った根性撃ち負かしてやる!」
「あはははっ!俺をとらえられねぇ奴が何の勝負になる」
怒るナツとスバルをラクサスはバカにしたように笑い飛ばす。
そして、その時。
ギルドメンバー全員が恐れ、起こらない事を願っていた事が起こってしまったのだった。
「あーうるさい。その喧しい口、どんな魔法を使えば一生使えないように出来るかしら」
微細な感情をも消し去った氷のように冷たい声が響く。
ラクサスが鬱陶しげに振り返り、舌打ちした。
「・・・ほう。女王様じゃねーか」
「何度言ったら解るかしら?私にはティアという名前があるのよ」
ただでさ
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