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Element Magic Trinity
NEXT GENERATION
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は完成していない。ようやく骨組みが作り終わったところだ。

「そういや、ロキいないのかなぁ」
「あーあ・・・ルーシィもとうとうロキの魔手にかかっちゃったのね」
「・・・むぅ」
「違います!何か、鍵見つけてくれたみたいで・・・一言お礼したいな・・・って」

ジャラ、と鍵の束をカウンターに置きながらそう言うルーシィ。
その横でルーが頬を膨らませ不機嫌そうにしているのは余談・・・かもしれない。

「うん・・・見かけたら伝えとくわ。それより星霊に怒られなかった?鍵落としちゃって」
「はは・・・そりゃあ・・・もう・・・怒られるなんて騒ぎじゃなかったデスヨ・・・」

そう。
あのガラの悪い星霊アクエリアスに、これでもかというほど叱られ、ハエ叩きによって尻を叩かれまくったのだ。

「思い出しただけでお尻が痛く・・・」
「あらら」
「大丈夫?僕の魔法でどうにかしようか?」
「うん・・・大丈夫・・・」

そう言ってカウンターに屈するルーシィを見てミラは苦笑いし、ルーは左手に淡い緑色の光を灯しながら尋ねる。

「冷やしてやろうか?」
「さりげないセクハラよ、それ」
「ルーシィ、赤いお尻見せてー」
「堂々としたセクハラよ、それ!」
「もっとヒリヒリさせたらどんな顔すっかな、ルーシィ」
「鬼かお前は!」

グレイ、ハッピー、ナツの行動にツッコむルーシィ。
すると、そんなナツに勢いよくテーブルが1つぶつかった。

「もう一ぺん言ってみろ!」

エルザの怒号が響き渡る。
妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の女であるエルザに睨まれて恐縮しない人間はいないだろう・・・ティアや空気クラッシャールーを除いて。

「エルザ?」

が、今エルザの前にいる人物は全く動じない。
それどころか、平然と笑みまで浮かべている。
そりゃそうだろう。あの氷の女王(アイスクイーン)と対等に口喧嘩する男・・・ラクサスなのだから。

「この際だ、ハッキリ言ってやるよ。弱ェ奴はこのギルドに必要ねェ」
「貴様・・・」
「ファントムごときに嘗められやがって・・・恥ずかしくて外も歩けねーよ」

エルザの怒りはこれ以上ないくらいに燃えている。
その場にいたメンバーは思った。
あぁ・・・今ティアがミラに頼まれてお使い中でよかったな・・・と。
ここにティアがいたら、状況はさらに悪かっただろう。

「ラクサス・・・帰って来てたのか」
「あんにゃろう。帰って来るなり好き放題言いやがって」
「S級のラクサス」
「そしてティアの天敵」

ハッピー、グレイ、ルーシィ、ルーはそう呟く。
ラクサスはエルザの怒りに全く動じず、近くにいたレビィ達・・・チーム『シャドウ・ギア』を指さす。

「オメーだよ、オメー。元はと言えァオ
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